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カテゴリ:反貧困の教育
本記事は「貧困」問題に切り込む教育実践 1 の続きです。 (内容は「高生研全国大会紀要」からの抜粋) 「貧困」をテーマとする文化祭に向けて「弁護士を招いての学習」を含む事前学習に取り組んできたこのクラス、「プチ団交」も経験しながら、いよいよ展示の準備の本格的な準備を始めます。 (展示の内容) 私の教育の理想は「私たちの発達を妨げるこの社会に疑問を持って、変革する主体に成長してほしい」ということである。 〔コメント〕 NHKスペシャル「ワーキングプア」で、岩井さん(仮名)は「(自分なんか)生まれてこなかったらよかった」と述べていました。上記の実践記録の中にも出てきますが、「自己責任論」は、「自分はダメな人間だ」という「自分自身からの排除」を生み出し、伝染させていきます。 自分自身への誇り、さらには社会や他者とのつながりまで失っていくというのが「貧困問題」の深刻な意味でした。しかし、上記の実践の中に、そのような現状を切り開いていくために一歩を踏み出していくという「力強さ」を感じるのはおそらく私だけではないと思います。 日本ブログ村と人気ブログランキングに参加しています 教育問題に関する特集も含めてHPしょうのページに お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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借金返済のために、生活保護を受けながら・・・は、制度の趣旨として認められません。
(最低生活費として支給されるものを、借金とりに渡すことは不可) 仕事3つも掛け持ちして、それでも生活保護をうけなくちゃならん、ということだと、よほど、ピンはねされてる職場で、 そういう仕事を続けても、「体を壊すだけで、自立に向けてマイナスになる。」 という判断を、福祉事務所で行うはずです。 (支給する保護費をケチるために、そういう労働を黙認するのは、 自治体労働者としての事務所職員として失格。) ちゃんとしたフルタイムで健保・厚生年金のある仕事で自立を目指さなくちゃ。 (2010.06.29 22:40:31)
goldberg2006さん
>ちゃんとしたフルタイムで健保・厚生年金のある仕事で自立を目指さなくちゃ。 「ちゃんとした仕事で自立を目指す」ためにも当座の生活を支える生活保護は大切な制度ですね。 >支給する保護費をケチるために、そういう労働を黙認するのは、 >自治体労働者としての事務所職員として失格。 「貧困」には多重債務とか非常識なピンはねとか、色々な問題が複合している場合が多いわけですが、「反貧困ネットワーク」では、必要な場合は労働相談の専門家や、多重債務対策の専門家に相談をつないでいくような連携が取られています。 認識不足で申し訳ありませんが、自治体職員の場合も、複合している問題に対応できるような相談先の紹介を積極的に勧めておられるのでしょうか。 >借金返済のために、生活保護を受けながら・・・は、制度の趣旨として認められません。 「制度の趣旨、枠では認められない」が、現実に深刻な問題を抱えている個人の生存権、人間らしく生きる権利を保障するために、有効な対応が行政のレベルでも求められていると思います。 (2010.07.02 20:44:19) |