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カテゴリ:地球環境、エコロジー
SDGs(「持続可能な開発目標」2015年国連サミット:キーワードは「環境・経済・社会」の調和)という言葉が広く共有されてきていますが、その困難な課題について11月23日のサンデーモーニングで述べられていました。番組内容を(一部補いながら)紹介します。
まず、「環境」の問題。 WMO=世界気象機関は23日、気候変動の主な要因である「温室効果ガスの排出量」が、去年、観測史上最も高くなり、今年も改善の気配は見られないとした。 また貧困を巡る問題についても… 国連のモハメッド副事務総長は、今回の新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、数百万人が再び貧困に陥ったと発表。 しかし、気候変動の問題と感染症の拡大は関係があるのでしょうか。 (以下、番組に補足)。 新型コロナも含めて動物由来の感染症が拡大していますが、その背景には気候変動に伴う動物の生息地(森林等)の縮小があるといわれています。個体間の距離が縮まることで、種内の感染が拡大し、家畜を通して人への感染が進んだというのです。 じつは、この問題はすでに2006年、アル・ゴアが指摘していたことです。 (以下、映画『不都合な真実』の場面) (以上、番組への補足は終了) 番組は問いかけます。このままで、本当に「持続可能な社会」は実現可能なのか、 斎藤幸平さん(大阪市立大学大学院准教授・経済思想) 「この根本原因は何かというと、やはり資本主義という経済システムにある。無限の経済成長を資本主義は目指すわけですが、それを、有限な地球で推し進めていこうとすると、やはりどこかで限界が来る」 資本主義による利益の追求は、結局、人々の「格差」を拡大し、さらなる「環境破壊をもたらす。 「経済成長というものだけを、際限なく目指すような社会から脱却して、資本主義そのものをスローダウンさせていく必要がある」 「どういう選択をし、どういう形でこの世界を将来の世代に渡すのか。そのための知恵が今、私たちには求められています」という言葉が番組の締めくくりです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.05.30 08:38:15
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