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シェレグの変な日記

女、インド一人旅・1

おバカな私は、一人、インドへ旅立った。

今となっては、よほど旅慣れた人でない限り、私はインドへの女一人旅をお勧めしない。



デリーに到着したのは深夜だった。

そこには深夜にもかかわらず、何百人もの客引きが待ち受けていた。

猛ダッシュで振り切ってやっとこさタクシーを捕まえた。

すると目的地でない旅行会社に連れて行かれ、散々のすったもんだの末、死ぬ思いで宿に辿り着いた。

それまでに、何人もの男が私をつけてきていた。オソロシイ…


命の危険を感じ、安宿は諦めた。セキュリティーが多少しっかりした宿に決めた。

もはやこの状態から、金よりだ。



朝、起きて宿を出ると、外にはかなりの人がいた。男たちが。

ほぼ全員が私を見ている。

私は自信過剰でもないし、冷静な人間だ。

どう考えても皆、私を見ている。・・・見続けている。

そして、何人もの男が私のケツを触っては逃げていく。

その度に私は、


『触んじゃねぇー!!!』


と怒鳴りつける。


旅立つ前、海外未経験の友人に『操は奪われても、命だけは奪われないでね!』と言われていたが、入国6時間にしてかなりそれも怪しくなってきた。



私は大名行列の中心にいた。ヒマなのか何なのか、ゾロゾロついて来る。

どんどん増えるが、はじめは30人ほどだった。

最終的に、人ごみが人を呼び、本当にえらいことになった。

ざっと200人はいたと思う。

警官のような人まで現れた。

その間、私はケツを触られ続けた。

そして私は、目を三角にして怒鳴り続けた。


『触んじゃねぇーーー!!!!』



私の宿は3階だった。窓には格子がついていた。

宿に戻ると、なぜか部屋の電話が鳴り止まない。

電話出る。知らない男からの誘い。切る。
電話出る。知らない男からの誘い。切る。
電話出る。知らない男からの誘い。切る。  ・・・・・。もう出るのやめた。


“コンコン、コンコン”


ドアは絶対に開けない。 『Who is it!!!』デカイ声で答える。


『下でお茶でもしようよ。』


知らない男だ。 断ーる!!!!!!



それらが深夜2時まで続いた。


そんな状態で寝れる訳がない。

それでも、やられないように気を張っていたのと慣れない国での疲れとで、すっごい眠い。



私はいつの間にか、ウトウトしていた。

ふと、何かが気になって目が覚めた。


なんだか視線を感じる・・・。


私はそっと目を開けた・・・。


女、インド一人旅・2>>


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