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カテゴリ:中国生活雑学的情報
上海の“物干し方法”はなかなか個性的なものがある。アパート・マンションなどのすべてのベランダの窓に設置された鉄パイプ(水道のパイプが多い)の“物干し台”で洗濯物を干すのだ。3~4mほどの竹竿も簡単に手に入る。基本的に竹竿が5本分干せるようになっている。 新しいマンションにはついてないような気がする。 ただし一階に住んでいる人は“物干し台”が無いことが多く、まわりの電線・電柱から柱などにロープを渡して、キャンプ場の様に干している。 この様な“物干し方法”は北京・東北部などでは見た事がないが、中国の南部は大体この様な方法なのかもしれない。 しかしこの“物干し方法”を何処かで見たことがある。シンガポールだ。シンガポールでもこの様にアパート・マンション全てが“染物屋”のように洗濯物で覆われていた。おいらの記憶が正しければシンガポールの“物干し竿”はもっと長く、一本だった様な気がする。 北京でこの“物干し台”を見た事がないが、あまり洗濯物を“外”で干す人も見た事がない。私なりの考えだが、理由の一つはやはり“空気が汚い”からだろう。外で半日も白いシャツを干すと塵や砂などで汚れてしまう。窓を開けて換気をしても塵や砂が風に乗って入ってくるので、床がすぐザラザラになる。私はこの“北京の常識”が身に付いているのであまり外に干さず、ベランダに干している。ただ上海は(場所にもよるが・・・)北京と比べれば意外と空気がきれいだと思う。 この“物干し方法”もいろいろ社会常識が大事な様で、あちらこちらで 「あんたの下に住んでいるものだが、あんたの洗濯物から水が滴ってくるのであたい達の洗濯物がびしょ濡れじゃないかい。」 という苦情が多いようです。(いったいこの人達は何年間そこに住んでいるのだろう?) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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