ぼろぼん忌 素ネオかぶき「泉鏡花の夜叉ケ池」双面組
咲酒屋組が早々に売り切れたので、双面(ふたおもて)組ゲット。途中から百合が変わりますって前説もなかなかレアなんですけど変わり方卑怯wwwちなみに今日一番の個人的に腰砕けシーンは「髪の長い方おいで」という大介さんの「おいで」の優しい声音でした。キャー!!2番目は「ばか」のあと、即座にはたこうとした百合の手を腕で止め、「ねんねえだな」と手をぎゅっとするやつね。二人一役の説明が☆1/22 双面組1 <前半>植本潤 → <後半>二瓶拓也粗忽な私は「学円さんと絡むのが潤ちゃんで、追い回されるのがたっくんね」みたいな理解で向かいました。だからさ、毎回「浅はかでした」って座長に膝折るのわかってるのにね、予想してっちゃだめなのにね。だって初日は水の音が聞こえるまで桂さんが一人で入ってきて展示見回す、だったのにどうして学芸員さん居るの!!しかも椅子に腰かけて本読みだすし、お話はじまってるしでもうわけわからん。あれ春杉夏希先生のジャケット?潤ちゃんお百合は、記憶にあるより高めの美しい声。娘さんというよりは妻要素がしっとり匂う。どこで二人入れ替わるのかなー、と思ってたら与十も伝七も潤ちゃんがやるからそうかそうなるか、でもうみんなびっくり。面白すぎるー。素だったらりょんりょんの百合も観たかったなー、なんて思いつつ。桂さんの学円さんが本当に素敵で、ほかのチョイスもあったと思うのに、ほんとこのキャスティングありがとうございます。隠れてる晃に聞かせる物語から、鐘つきとなるエピソードを聞くとこや村人たちに訴えるとこ、エンディングまでもう晃への愛情あふれてて苦しくなる。「天がこの村のために、お百合さんを造り置いて、鐘楼守を、ここに据えられたのかも知れん。」てすごく納得しちゃったし、まるで初めて聞く台詞に感じてしまった。でもね、百合のような人柱を簡単に立ててしまう世の中に今自分は生きているのではないかと考えさせられたりする。直前までお腹抱えて笑ってたのに、自害した百合をかき抱く晃にさんざん泣かされた。なんだよもー。今回の大介さんの包容力半端ないかっこいい。やべー。今日は姫様の舞になぜか涙出ました。あの時間は水下さんとの対話なのかとも思ってしまいました。