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2006/08/04
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「キライになった？」 「キライじゃないよ」 「じゃあ、スキ？」 「･････････。」 コタエなんて 見えてるハズよ あなたにも あたしにも ちゃんと それでも あたし達は コトバを以て確かめ合うのだ  マイナスな言葉や、悪口。 そういうのを口にするのはキライ。 昔から自分にそれを禁じてきた、つもりで。 例えば何かイヤなコトがあっても、言葉にしたくはなくて。 大丈夫、大丈夫、たいしたコトじゃない。きっと意味がある。 そんな風に、言い聞かせて。辻褄合わせるフリで。本当は痛くて仕方がなくて。 だから微笑んで。まるで余裕に。泣き喚いたりできちゃう誰かを羨んでもみたり。 傷付いている自分を認められないまま、だから傷口も治り切らないまま、今まで。 「あの子ムカつくよね」 「･･･そう、なの？」 例えばそんな交わし方で。あたしは好きだよ、とは言えずに。 言われるのがイヤだから あたしは言わない、 言われるのは怖いから 誰かへのそんな台詞も聞きたくもない。 全速力で逃げるだけ。何もかもを なかったことにしようと躍起になって平然と。 生まれてしまいそうな「キライ」っていう感情、押し殺さなきゃ否認しなきゃ、って だからあたしは、 「キライな人？ いないよ」 って言う。言ってきた。 それは本当。嘘じゃ、ない。 なぜって、ココロの中から「キライ」っていう感情を排除してきたから。 そんな誰かを、「無関心」で切り捨ててきたから。 （だけど、たぶん、キライという感情さえ、愛なのかも知れない） そうして、いつの間にか。 あたしには、あたしの気持ちがわからなくなってしまいました。 一体、何が好きなのか。何が嫌いなのか。 本当は何がしたいのか。したくないのか。 何を求めているのか。どうしたいのか。 何に心地良さを感じて、何に嫌悪感を抱くのか。 別に、キライじゃ、ない。 別に、イヤじゃ、ない。 そんな何かばかり。飲み込まれてしまいそうになる。 心から大好きと、叫べる何かを、もっともっともっと大切にしたい。 言うようになったけど、言えるようにもなってきたけど、まだまだ足りない。言い足りない。 そんでもってさ、出逢う人の３０％くらいには、ダイッキライ！！！ なーんて思われるくらいの人間に、なりたいよ。 ３０％のダイキライと、３０％のダイスキと、４０％の無関心。 そういう、コト。
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