「篤姫」 一方聞いて沙汰するな
NHK大河ドラマ「篤姫」で、折々に出てくる言葉が「一方聞いて沙汰するな」安政の大獄で、無情の弾圧により多くの命を奪った井伊直弼大老に対しても許せない思いでいた篤姫ですが茶室で井伊がたててくれたお茶があまりにも美味しいので素直に美味しいと伝えます。篤姫のそうしたありように、相手は心を開いていきます。次々と相手の心を開いていく篤姫。そんな篤姫のようになれたら・・・と見ていて思います。相談を受けた時には、どうしても、その人のフィルターがかかって伝わっていることも多いものです。話を聞いて、何てひどいんだろう!と憤慨することもあります。でも、相手側の話も聞くと、そうなったのも仕方がないなと思うこともあればやっぱり聞いた通り、ひどいな・・・と思うことも。篤姫のように常に「一方聞いて沙汰するな」の気持ちを持って接していくことは大事ですよね。ただ、日頃の行動を見ていて、どちらの言動が信頼できるかということはあります。どうして、その人は、あんなに人を攻撃するんだろう。その背景が見えたときに、許せる気持ちも生まれてきます。根っこの原因がわかれば、どうしたらいいのかも、少し見えてくる。「一方聞いて沙汰するな」人を責めず、恨まず、ねたまず、反省しながら、日々すごしたいものです。