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やさしい世の中にするために

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 永井章博@ Re:盲ろう者同士の会話(09/08) こんにちは、優しい世の中にするにはどう…
 TAT0882@ お久しぶり、小谷野です。 さすが、弥生さん。素晴らしい活動ですね。
2005.03.14
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カテゴリ:バリアフリー
私が毎週月曜日に通っている「手話文化村」は、東京の恵比寿にあります。

石川から出てきて、東京の地名の手話表現がよくわからないので
「手話文化村」で発売している
「懐かしの東京の手話(地名編)」(音声・字幕なし 47分)というビデオを、2月に購入しました。

ろうの米内山明宏さんが、昔ながらの、東京の地名の手話表現とその解説をしてくれています。

「恵比寿」のところでは、
「七福神は障害者だという説があって、その意味でも、恵比寿に会社があるのも、何かの縁かもしれない」といった解説がありました。

えーーー?
七福神が、障害者なの。

というわけで、調べてみました。

「古事記」の中に次の記述があります。

日本で最初の男神イザナギと、女神イザナミ(聖書でいうアダムとイヴにあたる)の間に生まれた最初の子供が、
未熟児の脳性まひで、3歳になっても、体がぐにゃぐにゃしていたため
「蛭子(ひるこ)」と名づけられ
葦の船に乗せられて、海に流されてしまいます。

それから、数百年の後、民間伝説の中では
このままじゃ、あまりにも・・・・という庶民の思いから

葦の船に乗せられて海にたどりついた「蛭子」が、実は、海で釣りの名手になって
蘇って来たという話になります。

「蛭子(ヒルコ)」は、七福神の「蛭子(エビス)」=恵比寿に生まれ変わったのです。

他の七福神も、ただ1人の女神である弁天様を除いて、障害者であるようです。


また、「福子伝説」というものが、日本各地にあるそうで
「障害児が生まれると、その家は栄える」という言い伝えがあるそう。

これで思い出したのは

仙台のお店には、ある人のニコニコとした写真がよく飾ってあるそう。
その人は「仙台四郎」といいます。

本『福の神になった少年ー仙台四郎の物語』や
この夏には、映画『四郎伝、伝』も公開されるのですが
仙台四郎は、実在していた人で
明治の頃、商売繁盛の福の神として、商人たちに大切にされていたそうです。

7歳の頃に、川に落ちて流されてから、知能の発達が遅れて
ばかにされていましたが
四郎さんが立ち寄る家やお店は、必ず繁盛して
いくら招いても、四郎さんが行きたがらないところは栄えなかったことから
「福の神」として、噂されるようになりました。

四郎さんは、とても気を感じる人だったのでしょう。

どんな映画になっているのかわかりませんが
機会があったら、観てみようと思います。

七福神は、障害者。
福の神。

確か、沖縄でも、とても大切にされることを、灰谷健次郎の小説で読んだような・・・
南米でも、カトリックの教えから、障害者にはとても優しいそう。

障害があっても、今は障害がなくても
お互いを尊び合える世の中だといいなと思う、はなでした。

.・.・.・.・.・.・.・.・.・.・.・.・.・.・.・.・.・.・

参考にさせていただいた文献

第4講 聴覚障害者の歴史
日本の障害者の歴史 -現代の視点からー 花田春兆 





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最終更新日  2005.03.15 15:23:02
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