2006/01/31(火)01:46
30日の日記
「運命をかえる言葉の力/井形慶子」を読みました。
これは、よくある自己啓発本じゃなくて、イギリスという国の習慣を通して、言葉が持つ温かさ、凄さを発見できるとっても良い本ですo(^-^)o
亡くなった奥さんとの結婚記念日を祝ってくれというスタンドおじいちゃんの宝物は、奥さんが書いた走り書きのメモ。
それは「会ってもらえますか」と書かれた初めてのデートのきっかけになったもの。
それがなければ二人は結婚してなかったかもしれないという。
いつまでも大事に取っておくのは 悲しむためじゃなく その時の感動を思い出すため。。。。なんだかいいな~って凄く思いました。
さすがに全ての走り書きを取っておくのは無理でしょうが、イギリスの人は、総じてメッセージを大切にするそうです。
事あるごとにカードを書き、葉書を書き、遺言まで書くのは、「ホームリー」を大事にした家作りをする事から解るように、人を「ホームリー」に大事にしたいという気持ちの現れなのかもと思いました☆
この本にはメールの良し悪しまで書いてあります。
まとめてみると、
用事が簡潔に済む
いつでも送れる
気恥ずかしい事もいえる
絵文字などでライトに送れる
反面、
ニュアンスが伝わりにくく言葉を尽くすか絵文字をつけないと誤解を受ける
交互に送るのが暗黙の了解になっており、早く返信しないと相手の怒りをかうことも。(これが手紙なら返信を待ってもらえる)
なかなか核心をついてるな~。
愛の終わりには殆ど会話もなくなり最期はどちらかがメールを無視する事で終わるそうです。(゜o゜)ほー
他に アンネの日記や 知覧の特攻隊の人が書いた手紙、同時多発テロの犠牲者の方が最期に携帯で送ったメッセージなどもあり、人間が残せるものは言葉かもしれないなと思わせられました。
写真より形見の万年筆より 直筆で遺されたメッセージの方が 一番その人の心を表してるような気がしますね。
言葉は大事に使わないといけないな~とつくづく思わせられました☆
早速、落ち込んでる友達に手紙を送ってみようと思いますo(^-^)o