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編集剣士

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独白劇場 BRAIN DEADさん
映画本日記eigabon。… UQさん
2005.04.11
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カテゴリ:仕事と生活
※すみませんが、また会社で起きた「ありえないだろ~」なネタです※

今週末は、北海道にいる家族にあいに行く。
2か月前から安い切符をとり、いよいよ今週と迫るまで「果たしていけるのだろうか」と仕事のスケジュールと進行表とをにらめっこして青くなったり赤くなったりしていた。

「いけそうだ」という気配が見えてきたので、月曜日は飛行機の都合で
夕方から出てきますが・・と上司にお伺いをたてた。ここのところ、週末も夜中も
仕事しているので段取りさえつけばいいよ、と許可された。

私が相談しているのをききつけて、問題児・××さんが突然、
「私も休みがほしい」
といいだした。
私は「なんだと」とすぐ思った。「私も」ってどういうことだ?

どうやら、わたしの話をきいて実家に帰りたくなったらしい。
今思いついたのなら、GWに帰ればよいのでは??
「GWは休めないの」と他の社員も聞いている。
「え、でも今帰りたいんです~」と××さん。

怒り、というよりあきれた。
××さんは、朝11時出社、夕方は6時には帰る、信じられないほど優雅な
仕事ぶり。当然、土日祝と全部休める。
その上、「だんなとけんかした」「だんなが熱をだした」「自分の体調が悪い」と
毎月2日は必ず休みをとる。余分に休まない月はない。今月もすでに休んだ。
さらに××さんは続けた。
「木曜日の午後から(金曜日も)休みたい」

私の「常識」はブッとんだ。

××さんは20代なかば。いまの会社が初めてのまともな就職。
私はこの人をみていると、自分の社会人なりたての頃のことをよく思い出す・・。
私もやはり、突拍子もない「社会人1年生」だった。
服装も××さんに劣らず、変だった。
私は10代の時から帽子好きで、たくさん帽子を持っていたが、
「それをかぶって取材にいくな」と、帽子をまず禁止された。

私は年も経験も一番下だったので、朝一番に出社してお茶くみや掃除をしなければ
いけなかった。(××さんは、私ともう一人の社員の入社以来、自分がやるんですか、と抗議したっけ・・)
前の日が遅い時もあったし、先輩たちがだいたい夜型なので見込んで
うっかり遅く来て、過剰にしかられて物陰で泣いたこともあった。
外部スタッフへの対応のような専門的なことから、言葉使いなどの社会人のいろはまで、まずやってみろ→失敗→しかられる→泣く泣くやる→でやっと覚えた。

このようなシゴキを受け、とにかく「ダメだし」ばかり受けていたのと、
大学卒業後の専門学校を中退→無業者(いまでいうニート)→フリーター
を経て就職した負い目からか、20代の私にはずっと
「私は遅れてきたダメな社会人」
という劣等感があった。社会人としての人格がゆがむくらい、
それはあんまりなしつけだったのでは、と思う。

そこまでやる必要はなくても、
ちゃんとあるべき形をしつけとかないと、後からその人だけでなく、会社も
団体として困るんじゃないか、ということである。
私には、かつてちゃんと言ってくれる人がいた。見ていてくれる人がいた。
そのときはほんとうにみじめでつらかったけど、今となってはよかった、と思う。

で、××さんの話に戻る。
甘やかすと本人のためにならないと思うのだが…。

思うだけなら、余計なお世話ってことなんだろう。
××さんは堂々と休みを獲得した。
そして、まわりの社員は「ありえない」という表情を浮かべていた。
この場所で、私にできることなんて何もないように思えた。






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Last updated  2005.04.26 21:29:47
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