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編集剣士

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独白劇場 BRAIN DEADさん
映画本日記eigabon。… UQさん
2005.07.02
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カテゴリ:旅行き
朝は5時起きの母の動き回る音で、6時には目が覚めてしまった。
周囲は明るく、やや雨が降っていた。
海にはうっすらともやがかかって、空にも雲が立ち込めていたが
そこがまたいい感じではあった。

さあ、朝市に行こう! と、手配していたタクシーに乗る。
朝の函館の町は、昨日の夕方に比べるとやや交通量が少ない。
土曜日だからだろうか。
海辺の町にしては静かだと思った。

運転手さんからは何度も「JR駅の近くの朝市ですよね」と念を押される。
なぜそう聞かれたのか、ついてから痛感した。
「JR駅の近くの朝市」 は、たしかに「朝から開いている市場」なのだが、
とても観光地化されていた。

旅人には利用しやすい面もあったが、とにかく売り込みがすごい。
いろいろと断ったり、売り込んでくる人と目をあわさないようにするのに
気をとられ、売っているものをじっくり見る余裕がない。ぼんやり見ていると
たちまち、売り込まれてしまう。

私はもともと市場が苦手な方で、韓国で市場に行った時も
いろいろなものを目にして刺激が強すぎたのか、食欲がうせるなど
拒絶反応が強い。
そして、私には函館の言葉がよくききとれない。わりと早口で
東北弁?に近いよう、な単語が続いて聞こえる発音のように思えた。

会話がかみ合わない中、市場の端から端まで歩いて回った。
その収穫は、メロンひとつ。「あさひメロン」というものらしい。
試食をしてそのジューシーさと芳醇な香りに驚いた。

朝ごはんは、市場の中では食べずにその入り口にあった、比較的入りやすい店で、いかのぶっ掛けご飯を食す。これはなかなか腹持ちがよかった。
そして私の朝に欠かせないおいしいコーヒーの店をみつけ、そこで
チーズケーキも買ってひと心地ついた。

市場を歩いている時にみつけた、青函連絡船記念館「摩周丸」に乗船。
ここには生生しいものはなく、過去の歴史があるだけだ。
ほとんど貸切状態でうきうき。
でも母はあまり船には興味がないので、ゆっくり見て回ることはできなかった。
操舵室に入ることもできた。

以前仕事で、韓国へいく某船に乗船しプサンを取材するという企画ものの記事広告をやったことがあった。企画自体が体験記を必要とするものではなかったが、担当編集の私に「プサンの名所を半日案内して日帰り」とサービスがついてきた。
その船には2回乗ったことがあったが、この取材では特等室に泊まらせていただき
操舵室を見せてもらい、船長さんとカラオケとか面白い特典があった。

話が長くなってしまった。とにかく、摩周丸の操舵室は面白かった。
以前乗った某船と構造がおなじだ!とはしゃいでいると、館内を案内している方が
この船は、日本中の船のスタンダードみたいなものですから、と説明してくれた。

海から見た函館もみごたえがあった。驚いたのが、「坂」なのでいろんな家並がくっきり見えること。
護国神社坂なのか、八幡坂なのかとにかくすべり台のような坂道が見える。

海風に吹かれていると地上が恋しくなってきた。
函館駅前から市電に乗りこむ。なんだが、東京の都電のような感じだ。市電から見る街路がまたいい。

十字街で降りて、二十間坂をのぼった。
昨夜ライトアップで見て回ったカトリック元町教会やハリストス正教会、聖ヨハネ教会のあたりをうろうろする。

カトリック元町教会の前にある亀井勝一郎生誕の地の碑のところで、ソフトクリームを食べる。
母が「私は読んだことがあるはずなのだけど、誰なのだろう。思い出せない」と悩んでいたので、母の本棚に昔からあった「愛の無常について」のことでしょう、とふってあげる。
母が内容はなんだったっけ・・と突き進んで聞かないから、よかった。
悲しいかな、タイトルとさんざん受験勉強のテストで出た例文の文体は思い出せても、彼がなにをいいたかったのかは、私も思い出せなかったから。

歴史が好きな人には函館は本当に楽しい旅になると思う。
今回は訪れることができなかったが、土方歳三さんゆかりの地や、石川啄木が句を残した場所、昨日運転手さんにざっときいた「開港」の歴史・・・。
次はもっと本を読んで、坂道の運転技術を磨いて、ビデオだけでなくカメラも持って、またぜひ行きたい。

※旅はこのあと稚内まで続くのですが、今日はひとまずこのへんで。








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Last updated  2005.07.09 13:02:00
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