shibaの編集剣士ッ!

2005/12/03(土)22:39

韓国映画と静かな東京の休日

映画+亜細亜電影倶楽部(31)

ここのところ、週末は福岡、北海道、ソウル、富士・・と旅烏でした。 久しぶりの東京の週末を静かに過ごしています。 今日はコリアンシネマデーと決めこみ、 日比谷で「親切なクムジャさん」、そこから移動して「私の頭の中の消しゴム」を鑑賞しました。 至福の時間でした。 「親切なクムジャさん」、最高でした。 「オールド・ボーイ」がまた見たくなりました。 ちなみに昨年のナンバー1映画はダントツ、「誰も知らない」でしたが、 今年は・・、難しいです。 「スカーレット・レター」も良かったけど、この「親切なクムジャさん」 の自由奔放なストーリーテーリング、画面使い、端正な展開。 まさに魅了されました。 女優イ・ヨンエの演技がまたうまいですね。 本当に、クムジャさんが実在するように思えました。 「オールド・ボーイ」のユ・ジテ、すばらしい特別友情出演でした。 大好きなチェ・ミンシクもなんていうか、怪演でした。 あんなに人間味たっぷりの味のある顔の俳優が、 あんな嫌な不気味な役を淡々とやりとげるのが「役者だのうー」という ひたすら感心しました。 「私の頭の中の消しゴム」では、後半かなり泣かされました。 20代のまだ若い人なのに、頭の中が痴呆症の老人と同様に なってしまう〈つまり行動も・・〉って、老人のそれより哀しく・・。 前半は安っぽいトレンディドラマそのもので、それはそれで みていて別の意味で辛かったのですが、後半の悲しみを思うと、 前半はあれだけ脳天気でも仕方ないか・・と。 帰り道、夜風に吹かれてゆっくりゆっくり歩いていると、 ふいに、背中が軽くなって、 今自分、幸せなんだなあ、と実感がわいてきました。 その幸せをまっすぐに受け止めて、他の誰とも比べない、 このまま自分らしい生き方をさりげなく貫いていけばいいんだ、 そんなことを思ってました。

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