柴楽日記

今日もまた先日開催されました公益社団法人日本犬保存会の第116回全国展の審査風景を
お届けして参りたいと思います。

今回は大臣賞決定戦の模様をお伝えしていきたいと思います。


大臣賞決定戦へと駒を進めたのは中型（紀州犬）代表より古道ノ白竜号（東予友隣舎）、中型
（四国犬）代表より樹海秋号（相州鈴木荘）、小型（柴犬）雄部代表より純犬の福龍号（九州
純犬会）、そして小型（柴犬）雌部代表より芦田の紅桜号（福山芦田荘）の４頭です。
今年度も各クラスを制したいずれも素晴らしい面々が顔を揃え、本日の第４審となる最終決定戦
も最後まで本当に見ごたえのある審査風景が広がっていました。

各代表犬の歩様シーン。
こちらは樹海秋号（相州鈴木荘）。


こちらは純犬の福龍号（九州純犬会）。


そしてこちらは芦田の紅桜号（福山芦田荘）。

鍛錬された肉体が放つ美しさみたいなものがどのワンコからも感じ取れる様な気が
します。

刻々と迫る最後の結審の瞬間。

そして緊張感漂う、水をうった様な静寂にピリオドが打たれます。

【中型（四国犬）代表】
環境大臣賞・日本犬保存会賞・最高賞

樹海秋号（相州鈴木荘） オーナー 加藤様 [群馬]
[父：吉静葉号　母：桜春女号]

【小型（柴犬）雄部代表】
文部科学大臣賞・日本犬保存会賞・最高賞

純犬の福龍号（九州純犬会） オーナー 中野様 [大分]
[父：豊後ノ龍丸号　母：豊後帝姫号]

【中型（紀州犬）代表】
文部科学大臣賞・日本犬保存会賞・最高賞

古道ノ白竜号（東予友隣舎） オーナー 下和田様 [三重]
[父：飛郷ノ吟竜号　母：桃号]

そして令和最初の日本一、そして世界一の日本犬として外務大臣賞に輝いたのは、加藤様
ご所有の芦田の紅桜号（福山芦田荘）でした！

【小型（柴犬）雌部代表】
外務大臣賞・日本犬保存会賞・最高賞

芦田の紅桜号（福山芦田荘） オーナー 加藤様 [北海道]
[父：葵の紅丸号　母：憂香号]
凛とした佇まいに、均整の取れた体躯と目の表現からくる力強さは日本犬好きを魅了するに
余りある様に個人的に感じられました。
加藤様に紅桜号、そして紅桜号を作出された小林様、誠におめでとうございました！！

こちらは立派に大役を果たし、結審後、大好きなご家族のもとへと向かう福龍号。

三年前、目にした帝姫のそれがフラッシュバックしてるかの様な光景に応援するこちらも
思わず胸が熱くなってしまいました。そしてそれはまた中野さんと福龍号の素敵な旅の
終わりを告げる光景でもある様な気がしました。

中野さんそして福龍号、ホントにおめでとうございました！！

今年の公益社団法人日本犬保存会の展覧会は今回の全国展をもって全日程を終了することと
なります。今年も展覧会場を始め、様々な場所でたくさんの素晴らしい日本犬達を拝見させて
頂いたり、たくさんの方々との出会いの機会に恵まれたり、そして諸先輩方や犬友の皆さん
との楽しいひとときに恵まれたりと、今年も皆様に感謝！感謝！の一年でした。　
誠にありがとうございました！！