プレイバック the「財務分析メルマガ」2005.6.5(後半)
おまたせしました。昨日、8:23ごろにアップした“プレイバック the「財務分析メルマガ」2005.6.5”の後半部分です。前日の前半は、損益計算書という、会社の利益を計算するために読めるようになっておきたい決算書のひな形でした。そして、後半はトヨタの話の見出しで終わったのでしたね。(詳しくは、昨日の記事を、ご覧くださいませ。)…では、以下、後半部分をお楽しみ下さい!================================ : 経常利益は、従来から、財務分析上はスタンダードな収益情報として、重要視されてきました。 「会社の本業+財務活動+投資活動+その他毎期生じるもの」からなる、正常な収益性を推し量れるからです。 俗に、「ケイツネ」なんて呼ばれています。 日経新聞でも、よく出てくる言葉ですので、ぜひ覚えておいてください。 さらに細かいことは、おいおい勉強するとして、今回の基礎知識は、ここまでにいたしましょう。【2】 トヨタの連結経常利益は1兆7,657億円 -日経新聞2004.6.5(3)- 経常利益に関する本日の記事から、景気のいい話をひとつ引用させていただきました。 2003年度で「連結経常利益」が「1,000億円を超える企業」は、「38社」と、「過去最高」だそうです。 このような会社を「1000億円クラブ」と表現していました。 その中でも、1位はトヨタの1兆7,657億円。国家予算レベルです。(注:連結とは、トヨタを頂点とする企業集団グループを全部合わせたもの、 という意味で考えておけば、だいたいOKでしょう。) ちなみに、トヨタの決算要旨を見ると、連結売上高が17兆2,947億円なので、売上高に対する経常利益の比率は、10.2%と、非常に高い数値といえます。 日本における全業種の平均が、2~3%程度であることを考えれば、いかにトヨタの収益性が高いか、うかがいしる事ができますね。 売上高経常利益率は、会社の正常な収益性を図る代表的な指標です。 その詳細な検討・分析は、また、機会を見て取り上げていきます。================================■面白いと思われましたら、ブログ・サイト・メルマガでの 内容の引用等は、ご自由にどうぞ。 ただし、その際には、下記の本ブログURL http://plaza.rakuten.co.jp/shibayama/ を併記して下さい。 では、また後ほど!(※)本ブログで上げて欲しい会計情報など、ご希望がありましたら、コメント、お気軽にお寄せ下さい。できる範囲で対処いたします。