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カテゴリ:講習会&イベント等
1月30日、冷たい雨の中、東京子ども図書館で2回目の講習会に
行ってきました。 定刻となりメンバーがほぼ到着すると、さっそく始まりです。 プログラム 実習A 1 鳥呑爺 「日本昔話百選」三省堂 2 浦島太郎 「おはなしのろうそく25」東京子ども図書館 3 きつね女房 「日本の昔話2 したきりすずめ」福音館書店 4 くわずにょうぼう 「くわずにょうぼう」福音館書店 5 みるなのくら 「みるなのくら」 福音館書店 6 なら梨とり 「おはなしのろうそく6」東京子ども図書館 7 アナンシと五 「子どもに聞かせる世界の民話」実業之日本社 8 ツルさんの目はなぜ青い 「からすだんなのおよめとり」岩波書店 実習B 1 おいしいおかゆ 「おはなしのろうそく1」東京子ども図書館 2 やせためんどり 「子どもに語るイタリアの昔話」こぐま社 3 おだんごぱん 「おだんごぱん」福音館書店 4 はらぺこピエトリン 「子どもに語るイタリアの昔話」こぐま社 5 ひなどりとネコ 「子どもに聞かせる世界の民話」実業之日本社 6 三人ばか 「おはなしのろうそく4」東京子ども図書館 7 おばあさんとブタ 「ながすね ふとはら がんりき」東京子ども図書館 今回もまた、たっぷりと楽しませてもらいました。 出典によってお話の細部が違ったり描写がもの足りなかったりするので、お話を 選ぶ時にいろいろ読んでみて決めることも大事だとわかりました。 また、そのお話のどこが好きで覚えようと思ったのか、これが語るときに大きく 影響することも知っておかなくてはいけません。 語ることは伝えること。何を伝えたいかがポイントです。だから、同じお話でも 語り手によって違って聞こえるのですね。 そこが面白いところです。 今回Topazは「ツルさんの目は…」を語りましたが、とても満足のいくものでは ありませんでした。 先月ファラダで語った時には、かなりいい感じで語れたと思うのですが、 この講習会では、う~ん、まだまだ練習不足なのが露呈しました。 自分の中でお話の流れがつかめない、動き出さないうちに終わってしまった感じが します。秋のお話なので、今年の秋には子供たちに語れるように熟成させたいと 思っています。 語ってもらうと自分でも語りたくなるお話があります。 今回聞いた中では「アナンシと五」「やせためんどり」「くわずにょうぼう」が 覚えたくなりました。さっそくチャレンジだ! 実習後のフリートークで出た話をいくつか紹介します。ただし、メモしていません ので、私の記憶に残った言葉で書いていることをお断りしておきます。 間の取り方や声について お話が自分のものになっていると、聞き手とのコミュニケーションがとれ それが自然な間となる。 自信がないと声が弱くなる。まずはしっかり覚えること。自分の心が動いた部分、 面白いと思ったところを聞き手に届けようという意識を持つと、一番後ろの人 にも楽に聞こえる声になるはず。 お話が中断されてしまった時にはどう修復したら良いのか 結論からいえば修復できない。状況によっては聞き手の様子を見て続きから語る、 または頭からやり直すこともあると思うが、お話は一回ずつ別のもの。一度壊れ ると修復はきかない。中断しない環境を作る。 ろうそくを使うことについて 炎の力で、聞き手の子供たちがとても集中する。 けれど、火の使えない場合には、鈴やオルゴールを鳴らすなど工夫している方も いた。 この日、2冊のレクチャーブックを購入してきました。「よい語り―話すことI」と 「お話の実際―話すことII」です。著者:松岡享子さんのサイン入りですぞ!ふふふ。 語り始めて日の浅い私たちの疑問に答えてくれる本です。 よい語りって何?どうやってお話し会を作ればいいの? 漠然とした疑問に、豊かな経験があればこその具体的な答えが詰まっていました。 何となく思い込んでいたことやぼんやり気づいていたことが、すっきりしました。 フリートークで出た疑問、話題がすべて、みごとにカバーされていて驚きです。 お話を語りたい人、語りはじめた人にお勧めです。 短期お話の講習会は、これで終了となりました。 せっかく出会ったお話仲間ともう会えないのはさびしいなぁ。遠くからこられた方も あるので、ちょっと集まりましょう、というわけにもいかず…。 帰りがけにこのブログを宣伝してきました(^^; ネット上でまた会うことができたら嬉しいな、と思っています。 講習会に参加した皆さん、連絡くださいね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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