春を通り越して、暑いくらいのピカピカ天気の朝、今年度最後のほんわかタイムです。
素話
赤ずきん

子どもに語るグリムの昔話(5)より
こぐま社
詩
やぎさん ゆうびん
ぞうさん
一ねんせいになったら

こんにちはまどさんより
(まどみちお詩集)
理論社
へただけど
「いつもどこかで」より
新川和江
大日本図書
誰でもどこかで聞いたことがある「赤ずきん」。
さすがに2年生ともなると、自分が赤ずきんちゃんになるよりも、客観的に
聞く子が多いようです。
おおかみにそそのかされる赤ずきんを「あ~あ」と心配し、
おばあさんに化けたおおかみと赤ずきんの会話には笑い声が上がっていました。
「おばあさんの耳、なんて大きいんでしょう」
「おまえの言うことが、よく聞こえるようにね」
「おばあさんの目、なんて大きいんでしょう」
「おまえが、よく見えるようにさ」
騙されてるのがおかしいのでしょうね。でも、
笑いながらも顔がだんだん真剣になって…
ぱっくり、ひとのみにされる時には、みんなの目が大きくなっていました(笑)
おしまいに、助かった赤ずきんは「これからはお母さんの言うことを聞くわ」と
一人反省しますが、そこで、一緒に聞いていらした先生が大きくうなずいたのが
とても印象的でした。先生としては大事なポイントですね(笑)
小さな子から2~3年生くらいまで楽しく聞けると思います。
今日もまどみちおさんの詩集を持っていきました。
前置き無しに「やぎさんゆうびん」を読み始めるとザワザワしてきて、歌なら知ってる!と
歌いだす子もいました。「ぞうさん」「一ねんせいに…」どれもみんな知っています。
先生が子供の時にも歌った歌です。
それが、まどさんの作品と知って、子供たちは大いに驚き、大いに喜びました。
今日は担任の先生がお留守で、教務の先生がいらしてました。
全部聞き終わった後、子供たちは先生に褒められました。
「とても上手にお話が聞けて驚きました。2年生として立派です。担任の先生にもそう
伝えておきます。」って。
そう言われてみれば、13分もかかる「赤ずきん」をしっかり聞いていましたものね。
素晴らしいです!
最後は、いつものように
新川和江さんの「へただけど」
3年生になったら、また会おうね!