おはなしパラダイス

　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　毎回、メンバー宅のお庭の草花が持ち寄られます。




おはなし



びんぼうこびと　 　　　　　　　
おはなしのろうそく26　　　　　　
東京子ども図書館



クナウとひばり 　　　　
おはなしのろうそく20 　　　 　　
東京子ども図書館



赤ずきん　　　　　 　　　　　　
子どもに語るグリムの昔話5　　　　
こぐま社



おいしいおかゆ　 　　　　　　　
おはなしのろうそく1　 　　　　　　
東京子ども図書館



かいぶつアグサム　　　　　　　　　　　　　　　　 　　
ねこのお客―かめのシェルオーバーのお話１　より
ルース・エインズワース　作　　　　
岩波少年文庫



絵本


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
めっきらもっきらどおんどん　　　
長谷川摂子　作　　ふりやなな　画　　
福音館書店
　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
せんねんまんねん
まどみちお　作
柚木沙弥郎　絵
理論社



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
ちいさなき
ちいさなかがくのとも
神沢利子　作
高森登志夫　絵
福音館書店



「びんぼうこびと」カラッと楽しいウクライナの昔話。約６分
貧乏小人のおかげで長いこと苦労してきたお百姓が、機転を利かせて貧乏小人
を追い払ってしまいます。さて、貧乏小人の新居はいずこ？
感心するのは、明日のパンさえ手に入れるのが苦しいお百姓が村一番のバイオリンの
名手ってところです。嬉しいときには家族みんなでバイオリンに合わせて踊りだす。
なんて素敵な生活でしょう！
小学生中高学年向き。
「クナウとひばり」アイヌの昔話。約８分
美しい自然、ことに空への憧れと畏敬を思わせるお話です。
春一番に咲く福寿草はどうやって生まれたか、ひばりはなぜ空へ飛びあがっては
ピーチクさえずるのか。
アイヌの人たちが、自分たちの住む大地をいかに美しく誇りに思っていたかが感
じられるお話です。
中高学年から。
「赤ずきん」今朝２年生にも聞いてもらいました。Topazが語りました。約１３分
起承転結がハッキリしているので覚えやすく、又聞き手もお話についていくのが
容易だそうです。赤ずきんの年齢は、小学校低学年と設定してお話していますが、
どうも話しているうちに成長してしまいます（笑）６年生くらいになってしまう
んですね。語る回数を重ねれば、もう少しうまくいくようになるかもしれません。
大人と子供、反応する場面が違います。それも面白いところです。
幼い子から３年生くらいまで。
「おいしいおかゆ」お馴染みのホラ話。約５分
鍋からあふれ出し町を覆うキビのお粥、できたてのお粥が美味しいそう！
短いけれどきっちり語らないと面白みは伝わりません。
子どもたちに話して「お粥が食べたい！」と言わせられたら嬉しいかも。
幼い子から。
「かいぶつアグサム」不思議なお話です。約１２分
作者エインスワースは「こすずめのぼうけん」でも知られる人です。
良心のかけらもないアグサムと、何が起きても幸せと解釈して喜ぶおばあさんの
やり取りが魅力です。ただしこの本、読むための本として書かれているため
語るには若干手直しが必要だとか。今日の語り手はベテラン中のベテランさんで
細かく手を入れたそうで、聞いていて不自然なところはありませんでした。
おばあさんの幸せが村中の人の幸せになっていくので、心が平和になります。
高学年以上。


「めっきらもっきら…」お話の筋も絵も本当によくできた絵本です。
我家でも、ボロボロになるまで読みました。
お餅の木からふうわりあまいお餅を食べるページでは、娘たちが先を争って
お餅を食べました。取り合ってケンカになったことも（笑）
怖面白い、夏の定番ですね。
幼い子から。
「せんねんまんねん」昨年出版された絵本。まどさんの詩と柚木さんの絵が
いい具合にコラボしています。
まどさんの、命への想い、宇宙への想い、愛がどんどんぐるぐる伝わってきます。
高学年から。
「ちいさいき」木の赤ちゃんとお母さんが描かれています。余計なものは一切なし。
そこがポイントです。写真と思えるほど描き込まれた絵。
かえで、かばのき、もみのきなどが紹介されていますが、森も林もないわが町でも
近所の公園や土手にはいろいろな木の赤ちゃんが顔を出します。
久しぶりに娘たちとのんびり散歩したくなりました。
幼い子から。

今日もたくさんのお話と絵本、ありがとうございました。





　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　菜の花とふきのとうが美味しそう！？