|
カテゴリ:読書 一般
日本の社会/企業などのモラルの崩壊、日本人の心の荒廃、と言われる現代、
とかく「武士道」「品格」「精神性」などが注目を浴び、「古き良き日本はいずこ」などと 嘆く方々もあります。 けれど、そこにさっくりメスを入れ、切り開いて見せてくれるのがこの本です。 ![]() 日本の「安心」はなぜ、消えたのか 山岸俊男 著 集英社インターナショナル 「社会心理学から見た現代日本の問題点」いかにも硬そうな副題がついています。 この本も図書館の予約で半年ほど待ったので、なぜこの本を読もうと思ったのかは忘れてし まいました(^^; 少々ややこしい理論をわかりやすく書くためでしょう、同じ説明が繰返して出てきます。 文化の違いによって「安心社会」と「信頼社会」があり、日本は今「安心社会」から「信頼 社会」への過渡期である。というのが著者の考えです。日本人って、実は個人主義!とも。 「安心」と「信頼」、何をしてそう呼ぶのか。 面白く読めました。 社会問題の裏に、きっと何かあるはずだと感じている方にお勧めです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.05.28 10:59:27
コメント(0) | コメントを書く
[読書 一般] カテゴリの最新記事
|