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2009.12.10
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カテゴリ:読書 一般


                   

老いたる母と、戦いすんで日が暮れて
―尊厳ある介護を求めて―
小室加代子 著
亜紀書房




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明治生まれの母上との15年間にわたる介護生活を綴った本です。
小室さんの歯に衣着せぬ文章が気持よいです。母上への深い愛情を
ひしひしと感じます。姉上方とのやりとりがまた「ああ、そうなのよ!」
と深く頷けるのです。

Topazには大正生まれの母がいます。一人暮らしをしていましたが
だんだんと心配で目が離せなくなってきました。来月からはついに
同居です。
老いてくると、それまでとは違う人になっていくような気がします。
これまでの当たり前はもう通用しないのです。母と娘の立場が逆転し
ていく感覚に気づき、来る時が来たことを知りました。
それにどう向き合っていけばよいのかわからず途方に暮れていた私に
ファラダの知人がたくさんの本を紹介してくれました。
これもその中の一冊です。

そろそろ要介護かも、という家族のある方、一読の価値ありです。





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Last updated  2009.12.10 15:24:35
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