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カテゴリ:読書 児童文学
大好きな河合隼雄さんのお兄さん、河合雅雄さんの著書です。
![]() 少年動物誌 河合雅雄 著 平山英三 絵 福音館書店 たまたま手にとって読み始めたら、これがめちゃくちゃ面白い! 著者の並はずれた観察力、描写力に圧倒されます。 少年時代、自然相手に思う存分(病気がちだったそうですから本人としては 物足りなかったかもしれませんが)暴れて畏れて征服を試みた記録が 綴られていました。 しかも、時に大笑いしてしまうほどおかしく、ウルッとくるほど切なく…。 今の子どもは、という前に、私自身の子ども時代にも既になくなっていた 溢れるばかりの自然の不思議さにあこがれも感じます。 著者曰く、漢字のもつイメージの広がりを伝えたく動植物の名称を、 漢字で書けるものはあえて漢字で記してあります。 雅雄少年と一緒に篠山を駆け回っている気持ちになります。 高学年からお勧めです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.25 16:24:01
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