2006/04/13(木)20:16
天職とは・・・
阿蘇への道中、ボクは久しぶりに一人静かに物想いにふける時間を得ました。
本当に久しぶりに、自分の心と対面したような気がします。。。
まぁ、それだけ3月からここ最近まで、非常に忙しく働かせていただいていたわけですが、
やはり、こんな時間も大切だなぁと実感しました。
月初の日記にも書いたように、この4月は今日のお水取りや月末に控えた、父の三回忌などがあり、少しゆとりを確保しようと思っていましたから、
今日はそんな意味でも、本当に久しぶりにリラックスできる時間が得ることができ、自分をリセットできたようなきがします。。。
お水取りに行く車中、ボクは1年前の自分を思い出していました。。。。
あの頃のボクは、とにかく今の仕事に行き詰っていました。
不平不満ばっかり言って、中々モティベーションが上がりませんでした。
「会社が悪い・・・」
「仕組みがわるい・・・」
「景気が悪い・・・・」
・・・・・・・・
そして今、
大谷和尚のお言葉や、
倫理法人会の学び、
各種社外活動を通して、
やっと、
本当にやっとのことで、
モティーベーションをあげることができ、
「真剣に生きる」
「真剣に働く」
をテーマに、一生懸命生きることができているボクがいます。
車中で振り返っていました。。。
1年前のボクは、
「天職と出逢うこと」
と
「家族円満」
をお水取りの願い事としていました。。。。
山の中を気持ちよく走っているときに、
ボクはふと、気付きました。
どっちもかなえられているなぁぁぁぁぁ
って。
家庭は妻や母のお陰でいたって円満です。
「こころ」も順調に育っています。
「天職と出逢うこと」
については、そのときに想像もできなかった形でかなっていることに気付き、思わずハッとしてしまいました。
当時のボクは、まわりの環境のせいにして、厳しい処遇を受け入れられずに、
「この今の仕事は、ボクの天職じゃないんだ」
って思っていました。
「ボクにピッタリの仕事が他にあるはずだ」
「環境が変われば、ボクはもっと評価されるし、がんばれるはずだ」
って思っていました。
でも、少なくとも今ボクは、それは間違っていたと思います。。。。
大谷和尚の言葉が頭に響きます。
「与えられたものを喜んで受け入れられない人は、どこへいったって、不平不満の中で生きていかなければならなんです」
まさしく、ボクの天職は、実は目の前にありました。
少なからず、今、こころからそう思える自分がいる、ということに気付き、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
2時間の車中、ボクはそんなことを考えていました。
何があっても、「ハイ」と受け入れる強さ。
もっともっと自分を磨いていかなければいけないし、
もっともっと厳しい現実もこれからやってくると思います。
最後の最後、自分が死を迎えるとき、
それを「ハイ」と受け入れることのできる自分づくりこそが「人生」なんではないかなぁと感じています。
父の死から、2年。
いろんなことを感じてきた2年間でしたが、
あの時掛けていただいたある方からの、
「きっと、しげさんにとって意味のあるお父さんの死なんだろうし、そう受け入れていかないといかないよね。」
っていう言葉を思い出します。
当時はなかなか受け入れられなかった、その言葉が、今はとてもこころに響きます。
感謝。。。