2013/02/13(水)22:27
RF-B20を整備しました
サービスマニュアルとにらめっこしながら、チップトランジスタ×2、FET×1、ケミコン×3、セラミックフィルター×1を交換しました。うーん、やっぱりポリバリコンを二つ内蔵したマルチバンドラジオ(しかも小型!)を整備するのは大変ですね。FMバンドの周波数帯調整は、きっぱり諦めます。
まずオーディオ出力用のケミコンを交換、後はAF増幅段のトランジスタ:2SC1623L5A → 2SC3324GRへ交換、続いてSW2~6のRF増幅用FET:2SK193 → 2SK161GRへ交換とここまではまあ順調でした。大変だったのはセラミックフィルターの交換でした。基板の部品面をさらけ出すためにはシャーシーを外す(ダイヤルユニットの糸がけを外す)必要があり、これをやると多分修復不可能になるので、基板とシャーシーの隙間からフィルターを取り替えました。
まず外側カバーを外し、LED基板を外したところです。
スイマセンが途中を飛ばしてセラミックフィルターの部分を説明します。まず交換前の状態。ターゲットは赤丸内のオレンジ色の部品:SFP455G5です。
基板裏側の足をまず切断し、ハンダ吸い取り線で処理してから部品の隙間を通して抜き取りました。交換するフィルターも予め足を少し切断し、何とか脚を正しい位置へ通してハンダ付け!
赤丸の部分が黒くなっています(^-^) 交換したのはCFU455G2です。まあこれで実用的な選択度になりました。取り外した部品の一部を紹介します。
このところ色々と扱ってきたPanasonic製ラジオの中では、ちょっと整備性が悪いですね。でも新品ですし中波短波共に良く入るので、このまま自宅で使います。