shigechan2008のブログ

2013/02/13(水)21:42

引き続きICR-4800整備

ICR-4800(7)

親戚が帰ってから、どうにも納得がいかないICR-4800補修整備の続きをやりました。 まずは割れの補修です。筐体の内側からコーキングのように接着剤を流し込み、充分に接着剤が入った事を確認してから余分を拭き取りました。 ひびがフロントパネルにまで及んでいましたので、そこの部分へも十分に流し込みました(^^ゞ 補修を終えた傍らで、もう一度音量不足の原因を当たりました。一度交換したディップ型Taコンデンサをオーディオ用のケミコンへ交換(ディップ型Taコンデンサの故障モードはショートです。その可能性は低そうでしたが念のため)し、イヤホンで音を聴きながら基板を触っていたら、イヤホン端子周辺の基板を押すとピーピーと発振することが判りました。 こんな症状の原因はどこかの接触不良ぐらいしか思い当たりません。そこでイヤホン端子を外して裏側から内部の接点を磨いてみました。仕上げはケイグ赤です。 再生したつもりのイヤホン端子を再び基板へ取り付け(下の画像の黄色丸部分)、さらに遠回しで取り付けていた表面実装型Taコンデンサ(ニチコンF95)を最短距離で取り付け直しました(下の画像の水色丸部分)。こう言うときに表面実装部品は便利ですね。 ここまでやったついでに、糸のように細かったスピーカーコードも少し太い物と交換しました:オレンジ色と茶色のコードがそれです。 下の画像は色々修正した後のAFアンプ部です。ケミコンを1本ヘンテコな実装をしていますが、脚の取り回しは兎も角斜めにしないとスピーカーとぶつかってしまいます。 この周辺の部品面を見ると下のようになっています。 ディップTaコンデンサをケミコンと交換した部分のアップです。 ここまでやったところで動作確認したところ、音量不足は解消し発振などの不安定な動作もなくなりました。ヤレヤレですよ(^_^;) ようやくまともな状態になったので、本体ユニットを筐体(フロントカバー)へ組み込み、ちゃんとネジ止めした上で接着部分を輪ゴムで固定しました。長い事掛かったし、ニチコンF95を多用した贅沢な小型ラジオになりました。 明日になったらアンテナと裏ぶたを取り付けて修理完了です\(^O^)/

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