整備中というかFM-IF回路や音声信号回路のSN比向上のため、トランジスタを交換しました。もともと動作している部分なので必須の作業では無いですが、動作改善が目的ですね。外したトランジスタが勿体ないと言われれば、その通りと言うことになります
まずFM-IF増幅段です。元は2SC1009なのを2SC2714-Oと交換しました。画像には2712と書いてありますが、2714の誤りです。

データシートを較べると2SC2714の方がより高い周波数まで増幅可能です。雑音指数は測定条件がまるで違っているので単純比較できませんけど、10.7MHzではおそらく2SC2714の方が幾分か優秀でしょう。
続いて音声信号回路:イコライザー回路用のトランジスタ4つ(左右2ch分)です。

この部分、RX-1950のサービスマニュアルでは2SC1623が使われているはずですが、実装されていたのは別品種でした(型番は不明)。これをお馴染みの2SC3324-GRと交換しました。ラジオの音声信号もこの部分を通るので、ここを交換すると気持ちが良い
最後はFM受信周波数の調整です。やはり局発コイルを巻き直さないとダメだと分かり、中断しました

黒い丸で囲んだのはFM局発コイルと並列のコンデンサです。この続きは次の休みまでお預けですね。