9TO5MACに標題の分解記事が出ています。
分解しているのは画像の右側のものでした。
YouTubeチャンネルChargerLABが投稿し、Apple 35WデュアルUSB-Cコンパクト充電器の内部設計とアーキテクチャを最もよく見ることができます。6分間のビデオでは、以下に示すパーツの内訳も明らかにしています。
- 入力ヒューズ: SCHURTER
- ブリッジ整流器: LITE-ON MRS30M (3A 1000V)
- 電解コンデンサ:AiSHi、CapXon
- マスターコントロールチップ:PI ZN1431C
- 変圧器:サルコンプ
- 同期整流器:AOS AONS62920
- 固体コンデンサ: CapXon
- MOSFET: ON Semiconductor NTTFS4C05N
- プロトコルチップ:Infineon CYPD4236-LQXQT
ざっと調べたら以下のような特性で、GaNではなかったですね。
- AONS62920はドレイン電流:45AのN-ChMOSFET、RDS<6.3mΩ
- NTTFS4C05Nはドレイン電流:75AのN-ChMOSFET、RDS<3.6mΩ
充電器の内部コンポーネントは極めて対照的部品配置です。この製品は1台のデバイスを充電する場合は最大35W、2台のデバイスを一度に充電する場合は最大17.5Wの電力を供給するので、対称構造になったんでしょう。
※画像は9TO5MACから引用し、一部加工しました。