2013/10/14(月)13:46
バリアフリーからほど遠い取扱説明書…(10/10)
大きめ活字の書籍の発行は増えているが 20年ほど前、同窓会に小学校の頃の写真を持って行ったら、「めがね(老眼鏡)が要る」と騒いでいた同級生もいました。その頃のまだ自分はまったく何ともなくて「離せば判る」と言っていた同級生を笑っていたものです。 しかし、さすがに数年前からは読書をするにせよパソコン作業をするにせよ、デスクワークの視距離ではめがねがあったほうがストレスが少ないと感じるようになりました。そこで、2年ほど前に読書用めがね(要するに老眼鏡)をつくりました。 最近は、一回り大きな活字で組まれた新聞もあるし書籍もあります。「文藝春秋」も今年の9月号では111%大きい活字で組んだ拡大サイズ版を発行しています。文字を大きくしても文字数は減らしていませんから通常版より大きくて重たくなっているそうです。しかし、この試みは好評で、拡大サイズ版はすでに売り切れたそうです。 ↓文芸春秋Web 拡大サイズ版について
http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/847 それにつけて思うのは、家電や電子機器の説明書の文字の小ささ。最初から拡大コピーすることを前提としているかのようです。ホームシアターの再構築のために新しくAVアンプとプロジェクターを買いました。しかし、取扱説明書の読みにくさのため設置作業に手こずっています。「頭が痛くなる取扱説明書」
(スタートアップガイドからして小さな文字です。もうたまらず虫眼鏡を買いました) ダウンロード版の説明書を用意しているメーカーも多いようです。しかし、これはPC上で拡大自由と言っても一覧性の面では欠点があります。いちいちPCを手元に置いておくのも面倒です。 今後増大するシニア層のためにも、設置方法や配線方法、基本的な操作方法などについては大きな活字で組んで欲しいものです。ついでにリモコンの文字ももっと大きくしてほしい。