Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

2013/11/05(火)13:47

JR九州のラッピング列車…(11/2)

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「中島潔ふるさと列車」 JR九州の筑肥線(ちくひせん)のうち、西唐津駅から姪浜駅(姪浜から市営地下鉄で博多駅、福岡空港駅と直通)までの区間は乗客も多く便数も多いのです。しかし、西唐津駅から伊万里駅までの区間は便数も少ないうえ1両編成も多く、ちょっと忘れられた感ありの路線です。 このちょっと寂しい筑肥線の唐津~伊万里間と、これまたちょっと寂しい唐津線(西唐津駅~佐賀駅)を活気づけようと、唐津市出身の画家中島潔の絵をモチーフにしたラッピング列車が計画され、10月1日から運行されていました。 中島潔は唐津市内(厳木町)に生まれ唐津市内の高校を出ています。郷愁をさそう愛らしい童画で「風の画家」として有名になりました。近年は京都の清水寺にふすま絵46面を描いて話題になりました。2011年4月、佐賀県立博物館でその作品の一部が展示されました。金子みすゞの「大漁」という詩をもとにしたいわしの大群の絵からは息をのむ迫力を感じました。 11月2日、唐津くんちのお客さんを迎えるために唐津市内に向かっていて、偶然にもそのラッピング列車を見かけました。急いで車を路肩に停めて写真を撮りました。「中島潔ふるさと列車」 (列車の向かうは松浦川、鏡山、遠くの円錐状の山は浮岳~2013年11月2日鬼塚駅にて) 山本駅~伊万里駅間が話題になるのは、映画「僕たち急行A列車で行こう」以来でしょう。この映画は2012年に公開された松山ケンイチ、瑛太の「鉄ちゃん」を中心にした、鉄道オタクにはたまらない映画でした。監督の森田芳光にとっては遺作となった作品です。この映画でロケ地のひとつとなった筑肥線の無人駅「駒鳴駅」は、公開前後は多くの鉄道ファンでにぎわいました。 今回の「中島潔ふるさと列車」は、佐賀の秋を彩る2大イベント「佐賀バルーンフェスタ」と「唐津くんち」にあわせた取り組みのようです。映画「僕たち急行A列車で行こう」に登場した1両編成の黄色の「キハ125形気動車」と、中島潔の柔らかい画調がよくマッチしていました。 このラッピング列車はニュースになっていましたが、慌ただしくてなかなか撮影に出かける暇がありませんでした。運行(10/1~11/4)最終盤に偶然に見ることができてラッキーでした。 このようなアイデアをもっと活かし、地域を元気にして欲しいものです。

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