2016/10/31(月)17:30
懐かしい映画「ダーティハリー」(10/3)
「加川良の手紙」(作詞:加川良、作曲:よしだたくろう) 拝啓、僕はとても残念でした あの日君がホワイトジーンでなかったことが
スカートもいいけれどホワイトジーンなら もっとかっこよかったと思います
あの日の映画ダーティハリーはどうでした 君はニュースの方が楽しそうだったけれど
クリント・イーストウッドっていいですね 今度も学割で見られたらと思います
(以下略) この曲は、よしだたくろう(現在名は吉田拓郎)のオリジナルアルバム「元気です~1972年7月リリース」に収録されている。このアルバムには「大ヒットした「旅の宿」も収録されていて、吉田拓郎のアルバムとしては最高のセールスを記録した。 「加川良の手紙」の歌詞の中の「ダーディ・ハリー」という映画と「クリント・イーストウッド」という俳優を知ったのはもう少し後のことだ。LP「元気ですは」よく聴いたものだが、映画「ダーティハリー」を初めて観たのは1980年代ころのテレビ洋画劇場でだったと思う。「ダーディハリー」
(アウトローの刑事ハリー・キャラハンをクリント・イーストウッドが演じて大ヒットした) 「ダーティハリー」は1971年制作で、日本公開は1972年の2月だった。アルバム「元気です」の発売は1972年7月である。たくろうは、アルバム作成のための曲数が足りず、当時フォーク歌手として人気が出ていた加川良に作詞を依頼、加川良は自分に来た手紙をもとに作詞した。それをもらったよしだたくろうは、ほんのわずかの時間で作曲したといわれる。 何てことない日常を歌っているが、時代がうかがえる歌詞である。そして、「ニュースの方が楽しそうだったけれど」という部分も、その時代の者でないと分からないところだ。 当時は映画館では「日本ニュース社」というクレジットで、必ず本編の前にニュース映像が流されていた。テレビはもう茶の間に進出していたが、映画館で流れる映像はテレビよりもぐっと説得力があったような気がする。
「ダーティハリー4」
(マグナム.44を装弾したレボルバーを手に登場。この第4作はイーストウッドが監督も兼任)
第1作のクライマックスでは、犯人が子どもたちを人質にして暴走するスクールバスを、陸橋上に立って待ち受ける。第4作のクライマックスシーンの幕開けは夜の遊園地だった。 「ダーティハリー」シリーズは、最近NHK BSで放映されたので、第1作から5作までを通して観た。さすがに第5作ともなるとクリント・イーストウッドも歳を隠せない。「ダーティハリー5」
(NHK BS 放映画面より、このときクリント・イーストウッドは48歳) しかし、イーストウッドは今年(2016年)、映画「ハドソン川の奇跡(主演:トム・ハンクス)で監督・制作を行っている。86歳の今もなお現役なのだ。ちなみに吉田拓郎は70歳。
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