2020/09/21(月)13:01
久し振りの停電(9/7)
ライフラインの確保
今朝未明から停電した。夜が明けてみると、台風の風も収まってきているし、すぐ復旧するだろうと思っていた。だが、なかなか復旧しない。
停電が年に何回かあったむかしは、外を見て近所を確かめた。隣近所も真っ暗だったら、地域全体が停電していることになる。だけど、今回はまだ明るいから隣近所の様子が分からない。もしかして自宅だけかなと思い市役所に電話してみた。
すると、自分の家のある地域と近所の集落だけが停電しているという。変電所の事故ではなく、身近なところの電線が切れたのだろう。台風の余波で風が強いうちは、復旧工事も簡単ではないだろう。
そこで、車からの給電を思いついた。ハイブリットカー歴は10年以上になるが、停電時に車のコンセントから家に配線するのは初めてだ。だから、この10年間以上停電という事態が発生していなかったことになる。
「窓からケーブルを入れる」
(小型のハイブリッドカーだが、交流100Vのコンセントは取り付けていた)
コードリールはバイクの充電器や電動刈込機を使うために用意している。車からの給電は初めてだ。前の車は1500Wまで使えたのだが、小さな車に替えたために100W以下の電力しか使えない。
100W以下であっても、給電できてとても助かった。それは水洗トイレだ。停電してみて初めて分かった。便利なものほど停電してみて不便さが増すものだ。
「温水洗浄便座に給電」
(冷蔵庫も困るが、なんといっても困るのはトイレだ)
支障なく流せるので、走行時の高燃費とは別の面でのハイブリッドカーの恩恵を始めて感じた。滅多にないことだが、災害時に電気が使えるということは貴重なことだ。価格は高いがPHEV車の人気が高いのもうなづける。
夕方になったので電灯を一灯接続したらトイレの水が流れない。100Wではトイレだけしか使えないようだ。そんなことをしているうちに停電は復旧した。
たった16時間の停電だった。しかし、テレビが使えないので乾電池で鳴るラジオで気象情報を聞いたり、ちょっとした災害時気分を味わった。近年のように自然災害が多いと、ライフラインの確保が第一の優先課題だということが分かった。
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