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Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

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Shige&Happy@ Re[1]:実践しているデンタルケア(12/24) mabo400さんへ 一旦始めると、毎食後やら…

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2020/09/17
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テーマ:海外旅行(7020)
​​​2011年の船の旅より

 ※2011年9月17日の本ブログより

 地図でいつも見ていた長大なフィヨルド。クルーズ船は、冴えわたる空気の中を、波一つない鏡のような海面を切り裂いて奥へ奥へと航行していった。

雄大な大自然の造形の中を…

 朝7時を過ぎたころ徐々に船窓が明るくなってきた。寝不足の目をこすりながらカメラを持って11階のサンデッキに上がる。もう多くの人がデッキに上がっている。昨夜は雲のほとんどない星空だったせいか冷え込みがきつい。あまりにも寒いのでコートを取りに船室に戻る。この旅で一番の冷え込み、ベルゲンで買った温度計は6度を示している。

 7時30分ごろ、船足は微速前進となり、正面に一昨日(15日)訪れたフロム村が見えてきた。崖の高い部分が陽光に照らされて輝いているが、フィヨルドの中までは陽は射さない。そして高い崖の向こうに月がこうこうと照っている。

「断崖の上の月」

(月の光が、この肌寒い空気をいっそう冷ややかにしているようだ)
 今日は特別に開放されている屋上デッキの先頭にずっと立っていた。8時前には船足はほとんど停まった。多くの乗客の関心は、この、排水量38,772t、全長228.4mのオセアニック号がどのようにして方向転換するかということであった。ここにはタグボートもいない。

「正面にフロム村」

(村の前の入り江は、この船の全長の2倍くらいの幅しかないように見える)

 もう30分以上もトップデッキにいるので手がかじかんできた。寒い中を、みな、どのようにして方向転換するのかを見届けないと朝食に行けないという思いで頑張っている。やがて少し左に転舵して行足がとまったところで、次に徐々に右に回転し始めた。船首のスクリューが回転しているかはわからない。少なくとも船首から波紋は出ていなかった。

 こうして船体が90度回転してほぼ横向きになるまでに30分ほどかかった。船は停止した位置でくるりと180度方向転換するようである。それを見届けて、一同安心したように朝食に向かう。

「白く輝く氷河の名残」

(ノルウェーの5大フィヨルドのうち、1年中観光できるのはここだけという)

 北側にトンネルの多い立派な道路があり、時たま走っている車を見かける。地形は海面からすぐにほぼ垂直に近い岸壁になっていて平地は少ない。サマーハウスや企業の保養所などが多いようだ。

「わずかな平地に人家」

(限られた平地には人の手が加えられ、畑や牧草地になっている)

 午後の時間帯になって船は西に航行しているので、北側の風景が写真的にはいい。南側の集落も斜光を受けるときには、いい風景があるので一眼レフカメラに70-200mmズームレンズで撮影する。

「鏡のような海面をゆく」

(長さ200km、幅平均5km、最大深度1,300m、崖の高さ1000m、ノルウェー最大のフィヨルド)

 いくら数字を並べても、この自然の造形の大きさは伝えきれない。また、今日は何度もシャッターを切ったが、自分の納得のいく写真はあまりなかった。最先端技術の結晶であるMade in Japanの一眼デジカメでも、この悠久の大自然から受けた感動を十分に伝えることはできない。

 15時頃、オセアニック号はフィヨルドを抜けて北海に出た。さあ、大西洋横断の始まりだ。

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Last updated  2020/09/21 08:42:31 PM
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