2021/10/24(日)16:11
ビンテージ物のギター(10/8)
1979年製のK.Yairi、オークションの反応は?
42年間所持していた(演奏していた、ではない)ギターを手放す決心をした。弦長650mmのフルスケールのこのギター、表版には小さな傷はあるものの、ネックやサドル、指板等何ら問題はない。
生鳴りは抜群で、42年物にしてはコンディションはまあまあだ。その上に3年前にメーカーに送って弦高調整と全体調整済である。(K.Yairiは永久保証がウリ)
「全体的にコンディションは良好」
(ハードケースはYAMAHAのロゴ板付き)
当時の価格は、一カ月の給料分ぐらいだったと思う。多分、6万円から8万円はしたと思う。特別にギターが上手なわけでもなく、当時はギターを持っていることが女の子にもてる一つの要素だった。ギターはファッションだった。
それにしても、このK.Yairiを選んだのは、何かの雑誌の影響なのだろう。当時はインターネットもないし、よくぞこのギターを選んだものだ。今でも、K.Yairi はビンテージ物としてある程度の値段で取引きされている。
「やはり、部分的に使用感はある」
(ビンテージ物にしてはネックの反りや曲がりが無く弾きやすい)
出品したもののイマイチ閲覧者数が増えないし、4日たっても入札が一件も無い。ネットオークションは実物を手に取って見ることができないし、音を聞くこともできない。5万4千円と、他の出品者より安値をつけているが食いつきが悪い。
高品質のデュアルマイクもつけてエレアコにしているから、手放すのはためらうけど、決心した理由は、635mmとか610mmというショートスケールのギターの存在を知ったからである。楽器店で弾いたアメリカのメーカーTaylorの、600mmのショートスケールギターの生音が素晴らしかった。
すでに、台湾メーカーのガットギター(610mm)と、Taylorの635mmは購入済みである。どちらもエレアコで、自分が持っているローランドのAC-60で成らすのに最適だと思う。それに加えてもう一つ、テイラーの600mmを検討中なのだ。
だから、42年間手元に置いていたK.Yairiを手離すことにした。このギターは、若い時、毎日帰りの会に持って行ってクラスみんなで歌を歌う時に使った。青春時代の熱い思い出がある。でも、そんな想いとは関係なくオークションの反応は冷たい。
「日本を代表する手工ギター」
(プロも認め愛用する、信頼のK.Yairiブランド)
自分の年齢を考えたらフルスケールは大きすぎる。だから観念して、誰かがこの愛着あるギターに入札するのを待っている。
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