2022/03/20(日)19:00
切り絵展を観に行く(3/17)
市街地にいくつかの用事があって
午後からの会議の前に、病院を済ませ、かつ時間があったので岩崎一男さんの切り絵展を観に行った。切り絵展の会場は、東京駅を設計した辰野金吾の監修による旧唐津銀行である。
「明治45(1912)年竣工の旧唐津銀行」
(当時辰野は東京駅の設計で多忙だったので、弟子の田中実が設計した)
岩崎一男さんは小学校の教員・校長として勤める傍ら、野鳥の会の会員としても活躍している。会報の表紙を飾った作品もあるという。切り絵は自分の趣味として取り組んでいるようだが、とてもセンスと根気が要る仕事だと思った。
「会場内の観覧の人たち」
(黒い服の人が作品の説明をしている岩崎一男さん)
題材は、廃校になった校舎や校区の風景など、勤務した地域の中に見出している。校長になってからは卒業生の顔を切り絵で表現して贈った。卒業生の顔のファイルは展示とは別に机上にファイリングして置いてあった。
その他に、地元の唐津くんちの曳山の様子や、今回の展示会の会場となっている旧唐津銀行などが大きく制作されていて目を引いた。多忙な仕事の傍ら、帰宅してからの夜の時間に、根気の要る作業に打ち込まれたようだ。
「唐津くんちの曳山」
(一番山から六番山まで構成~六番山は鯛山の後方だがこの写真ではカット)
小学校の運動会等の学校行事や、曳山などは構成力が必要だ。写真だったら自分が動いてよい構図を見つけるが、切り絵だと自分の納得できる構図になるよう配置することができる。曳山などはその効果が最大限に表現されている。
岩崎さんと一緒に仕事をしたことはない。でも、仕事のほかに何らかの打ち込める特技を持っていることが良い仕事にもつながるのだと思う。
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