Shige & Happy の 気まぐれ写真日記

2022/11/28(月)18:25

隣の市にバスハイク(11/18)

国内の旅(36)

​​市町村合併で、隣の市になっていた​​​​  職場のOB団体の年一回の視察研修に参加した。今年は隣の市の主催である。2005年の市町村合併で、我が旧町から小さな峠を一つ超えたら伊万里焼で有名な伊万里市なのだ。集合場所まで知人の車に便乗させてもらった。全県から50名弱が参加していた。天候も良く、身近な市なのに知らないことも多く有意義な視察になった。 「まず最初に大川内窯を訪ねた」 (江戸時代には鍋島藩の専売品で、製法の秘密保持が厳重だった)  紅葉の向こう側の山に陶工たちの墓がある。日本では長らく陶器が主流で、磁器の生産が始まったのはようやく17世紀初頭だった。文禄・慶長の役で当時の朝鮮から多数の陶工が連れてこられ、九州各地に陶磁器産地が生まれた。有田で製造され、伊万里の港から出荷された伊万里焼も同様に朝鮮の陶工によって創始された。 「役所建物跡に残る大イチョウ」 (この銀杏の木は、当時の役所跡を描いた大皿に描かれている)  伊万里市の文化財課の方の案内で、秘密を守るために作られた関所の後や、佐賀藩の役所があった場所なども見学した。当時の役所の建物は残っていないが、昔のまま の石積みなどが往時をしのばせてくれた。 「江戸時代の石積み」 (素朴な野面積みであるが、崩れずに残っている)  大川内山は鍋島焼と言われた藩窯時代の遺跡を残していて伊万里市の第一の観光地である。我々場が他の見どころへ移動する頃には、韓国や東南アジアから来たと思われるグループも見られた。 「窯元通りには外国人観光客の姿も」 (最近は爆買いより、静かに日本の風情を楽しむ旅が好まれるようだ)  このあと、カブトガニの飼育場を見学した。カブトガニのメスは一回で一万個産卵するが、受精卵が生き残る確率は一万分の一だという。そこで、人工飼育が試みられていて、2,3年目ぐらいと5年目くらいの個体が飼育されていた。 「カブトガニ」 (生きた化石と言われ、干潟の泥の溜まった海底に生息する)  日本では佐賀県伊万里市、岡山県笠岡市の繁殖地のみが国の天然記念物に指定されている。地元の高校や小学校などが保護活動に参加している。  そのあと伊万里湾をまたぐ伊万里大橋を渡って楠久(くすく)地区に行って酒造場を見学した。そこで買ってきた甘酒が旨かった。きっと梅酒も旨かっただろう。今度行ったときには梅酒も買ってみようと下戸の自分は思った。 ​↓ランキングに参加しています。応援のクリックをお願いします。​​ 写真日記ランキング 【ふるさと納税】伊万里焼W・スイーツ/セイジ(青磁) F032 価格:7000円(税込、送料無料) (2022/11/28時点)楽天で購入

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