2024/10/12(土)13:15
地球の裏側からの来客~1(9/29)
妻の叔父の実家で歓迎会
戦後南米のボリビアに移住した叔父の、長男夫婦が数年ぶりに来日した。今回の主目的は長兄の健康診断だったが、結果は良好だったようで、東京のウィクリーマンションを拠点に日本各地の親戚を訪ねている。
わが家の隣町に妻の亡き母の実家がある、義母の一番下の弟がJACAの前身時代に南米ボリビアに農業指導のため移住した。この叔父が東北は福島県から移住していた女性と結婚したことから、ボリビアの親族はスタートした。
ボリビア政府から与えられた土地は森林で、叔父はブルドーザーで道を切り開き、耕地を開拓することから始めた。今やその日本人居住区は日本人の農家や工場などで働くボリビア人の人口も増えて、大きなコミュニティを形成している。
(一応みんな血族、姻族だが顔出しはボリビアの夫婦と自分たちだけ)
叔父夫婦は数年前、90歳を目前に亡くなったが、4男(5男のうち次男は十年ほど前に他界)1女は、それぞれ現地で独立し、果樹、水田、養鶏、牧場などの農業経営や、建設会社経営、医師として居住地の中心的存在となっている。
その従兄妹たちの子どもたちにも子どもたちが生まれて、この子どもたちは第4世代ということになるが、家では日本語、学校ではスペイン語を学習するので、立派なバイリンガルである。
(我々は2回ボリビアを訪問した、その時の写真が懐かしい)
従兄妹の子どもたちはJAICAの事業で、選抜されたら日本での研修の機会を得る。これまでに、既に3人が訪日して日本の大学や果樹試験場などで学んだ。今後も、訪日する子ども(自分たちにとっては従兄の子)が続くだろう。
「今度はいつ会えるかな」
(この時にはすでに何人か帰っていたが残ったもので記念写真)
従兄妹たちは大規模な農園を経営しているから、現地の労働者を雇っている。ところが南米人は何をするにしてもルーズで功利的である。彼らの性格を上手く矯正しながら良き働き手を見つけ教育することが難しいようだ。
自分は2回のボリビア訪問で、南米の有名な世界遺産や観光地を旅させてもらった。持つべきものは地球の裏側の親族だ。全ては、単身で政情不安なボリビアに赴任した叔父から始まった。大変な苦労話も聞かせてもらった。
今はなき叔父、伯母に敬意と感謝の気持をささげたい。地球の裏側の親族たち、今や三十人を超えているだろう彼らは、我々の自慢の親族なのだ。
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