ふう。出来るだけ書くぞ。～岩手からですけど。

釜石から花巻まで、
ＳＬ銀河で向かいます。

時刻表見ると、
快速ＳＬ銀河花巻行きとなってます。

快速と言っても、
およそ９０ｋｍの道程を
４時間半ほどかけて走るんですけど。



フオォォ～～～～～と、
とても長い迫力ある汽笛を鳴らして、
ゆっくりと動き出しました。

ホームでは駅長が見送りしてくれています。



するととなりのホームでは、
三陸鉄道が同時に出発しました。

わざわざ発車時間合わせたな。

こちらから三陸鉄道の車両撮っていましたが、
向こうからもカメラを向けています。

お互い手を振りながら並走して、
ＳＬ銀河は花巻へ、
三陸鉄道は宮古に向かうため別れたのでした。



出発して間もなく、
車掌が切符の拝見して、
まもなく女性の車掌が記念乗車券を配ってました。

沿線ではたくさんの人が手を振ってくれます。



自動車とほぼ同じ速度で走るＳＬ銀河は、
次の停車駅、陸中大橋駅に。



陸中大橋駅に到着。
ここで逆から来る列車の待ち合わせです。
およそ９分の停車時間なので、
乗客は降りてきて記念写真撮ってます。



この駅は、釜石が製鉄で栄えていた頃、
鉄鉱石を貨車に運ぶ作業が行われていました。

現在は無人駅になって、
貨車に鉄鉱石乗せるためのホッパーが
そのまま残ってる状態になっていました。



その間、機関士は車両の点検。
乗客みなカメラ向けてます。



すぐ発車出来るよう、
石炭の燃える黒煙と
水蒸気の蒸発する白煙を吐き続けています。



ふと、向かう先を見ると、
トンネルの入り口があって、
その上にはたくさんの見物客。

トンネルの上には道があるらしく、
絶好の撮影スポットのようです。



さて、反対側から列車が来ました。
間もなく発車です。

ここからは、釜石線最大の難関、
先人峠越えです。



山の中を大きく迂回しながら、
窓に見える赤い鉄橋を渡り、
そして次の停車駅、上有住（かみありす）駅に向かいます。

乗客はみな乗り込んで、
これからいくつものトンネルが続くため、
車掌のアナウンスに従い、
煙が入らないように、窓を閉め始めます。

ここで、客車のディーゼルエンジンが鳴り出し、
自走始めて、Ｃ５８ＳＬ機関車の補助を始めます。

そしてＳＬ機関車は気合の入った汽笛を鳴らし、
ここから全開で峠越えを始めたのでした。

これがまた乗り鉄にとっては、
７０年前の機関車のきしむ全開の走行音が、
全力の機関車の咆哮に聞こえて、
醍醐味となるんですよね。

この続きは次回へ。


​
【新品】【本】SL銀河 C58 239復活の道のり DJプラチナ 河村和彦/著​

あの運動公園で朽ちた機関車を知ってる自分は、
全力で峠越えする機関車の咆哮に
感動してるのでした。

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