【読書メーターでまとめ】5月は11冊でした。垣谷 美雨さんにはまる
Audibleで何となく↓を聞き始めたらあまりにも面白くて、垣谷美雨さんの作品を立て続けに聞いているところ。図書館でも何冊も予約中。あなたのゼイ肉、落とします【電子書籍】[ 垣谷美雨 ]こうやってまた一人新しい作家を知って、たくさん読んで、読書の幅広がるのはとても楽しい。5月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:3260ナイス数:269クロコダイル・ティアーズの感想面白かった。最初のうちは、嫁姑問題?→途中、悪女モノか??→ いや悪女ではなく、周囲が勘ぐりすぎて妄想して自分の首を絞めてるのかも → 最後、えーどっち😱 という感じ。とにかくじわじわ感がたまらなく面白かった。それにしても周囲が勘ぐりすぎて、ってのは間違いなさそうで、これは実生活でもありそうだ。図書館本読了日:05月28日 著者:雫井 脩介汝、星のごとくの感想途中からかなりお腹いっぱい😅今時の世相とキーワードとドラマチックな場面がてんこ盛り。ヤングケアラー、毒親、男女不平等職場、LGBTQ、SNSでの叩き、そこからの転落、自殺、癌、契約結婚、、これで全部かな?主題は「人の決める普通なんか気にしなくてよい、やりたいことをやれ」だと思うのだけど、それが霞むくらいの情報量で、苦笑の連続。それでも2人の最後が知りたくて最後まで聞いてしまったということはやはり面白いのか。プロローグとエピローグが、事情を全部理解したあとだと、印象が全然違うのは面白い。audible 読了日:05月27日 著者:凪良 ゆうオリンピックを殺す日の感想これは、本当に五輪の「意義を問う」作品だと思った。菅谷の言う五輪の意義、スポーツにおけるメディアの意義って、結局主催者の理屈なんだよあな、と。切り札「選手のため」といいながら、使われ方は都合の良い使い方だし、本当に選手のためなのか、と今までモヤモヤしてたのを言語化してもらえた感じ。堂場さんの「独走」では「強化選手」の矛盾が描かれ、「チーム」の山城悟でマスコミ嫌いが描かれ、それがさらに発展したのがこの作品だなとも思えた。21年の東京五輪以来五輪嫌いになった都民としては、架空だけどザ•ゲームは応援したい。読了日:05月21日 著者:堂場 瞬一姑の遺品整理は、迷惑ですの感想「あなたの人生片付けます」を読んでたので、モノが大量なのは想定内。が、こちらの本の本質は前作とはだいぶ違っていた。人との関わりって、それ自体が荷物だったり、そのせいで本物の物質的な荷物も増えるかもしれないが、人間には必要なものなのかも、ということかな、と思った。Audibleなので見えないがおそらく「お母さん」と「お義母さん」の使い分けがされていて、この二人の対象的な女性の生き方とか死に方が面白かった。とはいえ物質的なものが多いとやっぱりあとは大変なので、「思い出」をたくさん残すのがいいんだろう。読了日:05月21日 著者:垣谷 美雨あなたの人生、片づけます (双葉文庫)の感想「あなたのぜい肉〜」に続いて読んでみた。面白すぎ🤣電車で聴けない。特に3話めの豪邸の方。ストッキング100足とか、大量の座布団とか、大量の調味料とか。「奥様が生きてるうちに使いきれないと思います」は本当に笑った。笑ったが、うちの実家も物の多さでは笑えないか、、そして、ため込む理由は孤独感なのか、と思うと笑えなくなり、実家に顔出さないとな、としんみりした。Audible 読了日:05月14日 著者:垣谷 美雨ミライの源氏物語の感想面白かった。源氏物語は結構好きでいろいろ読んでて、常々「ロリコンとマザコンの物語」と主張してる私。そして、この本はまさにそういう視点で分析?されてて、とても面白かった。他にも、ルッキズム、トロフィーワイフ、マウンティング、エイジズムなど、これもこれもという感じで「今なら許されない」「受け入れがたい」事象だらけ。特に女三の宮の章は、冷静に考えると彼女は単純に性暴力の被害者なのに、なぜか、スキがあって光源氏を裏切った人扱いにされ、柏木も女三の宮への加害者というより、光源氏を裏切ったことを責められる。読了日:05月07日 著者:山崎ナオコーラ50歳からの勉強法(人生100年時代BOOKS)の感想さらっと読めた。もっと具体的な「勉強法」を求めて読んだけど、どちらかというと「なにか勉強したほうがいいよ」という指南書、という感じだった。当たり前だけど、勉強することが決まってる人への勉強法は細分化されるのだから、一冊に収まるはずないか。私はというと英語の勉強してるのだけど、動機づけが弱かった。それはこの本ではいまいち得られなかったけど、参考になったのは「スピーキング力は、発音より内容が肝心」の章。中高年は社会人経験から、それなりの知識と思想があるから、耳を傾けてもらえる、と。なるほど。図書館本読了日:05月07日 著者:和田 秀樹あなたのゼイ肉、落とします (双葉文庫)の感想面白かった!この方の作品は初めて。どうやら女性の日常を描く小説が多いらしい、という予備知識はあり、あんまり生活に近いのも気分転換にならず辛いよなあ、と避けてた。が、聴いてみたら面白かった🤣ダイエットを切り口にこれだけバラエティのある作品になるんだ、とびっくり。最後はどれも例外なくほんわかいい話で終わるのだけど、ダイエット周りと、食生活や家族関係の描写がリアルだからか、違和感なく楽しめた。やっぱりリアリティ大事。それにしても最初の人、なんだかんだで食べてたなあー。自分も気をつけよう。Audible 読了日:05月06日 著者:垣谷 美雨NHK 8K ルーブル美術館: 美の殿堂の500年の感想ルーブル美術館展(都内)に行くにあたり、予習を兼ねて。私が行く展示会とは作品の被りは少なかったけど、気分は盛り上がってよかった。作品としてはロシア遠征のときの絵の、ナポレオンのちびっ子具合が私にはハイライト。1番の感想は、やはり絵画を見せる本はこれくらいの大きさがあるとよいなーということ。中野京子さんの本が手元にあるけど、新書サイズでちょっと不満なのだ。それにしてもルーブル美術館、いつか行ってみたいと思いつつ、この本の「全景」をみたらあまりにも広大で驚いた!観覧車がこんなに小さく見えるとは!図書館本読了日:05月05日 著者:小池 寿子,三浦 篤,NHK「ルーブル美術館」制作班オランダを知るための60章 エリア・スタディーズの感想オランダの風車と治水についてサクッと知りたくて読んでみた。風車が排水をする、というのを聞き、意味がわからなかったのだけど、この本の「モーレンガンフ」の図でなんとなく理解。1番面白かったのは「水と風車の慣用句」。「風車から風をもらう=頭が変だ」「乾いた土地で羊を飼う=裕福に暮らす」「水門から水を注ぐ=ひどすぎる」。水や風車が生活に密着してるんだなあ、と本当に思った。大変だと思ったのは、近年の洪水は「オランダを含む上流国の乱開発にもある」ということ。自国は下流で、上流は他の国、って管理が難しそうだ。図書館本読了日:05月04日 著者:長坂 寿久川のほとりに立つ者はの感想うーむ、悪くはないが、すごく面白いわけでもない、というモヤモヤ感が残った。一つ一つのエピソードとか、それぞれの人の背景とかは面白いし、なるほど、と思うのだけど、全体でみると何が言いたかったのか、、と思ってしまった。ADHD、識字障害、DV、など盛りだくさんの割に最後はなんとなくみんないい人で、かつなんかいい感じの終わり方になってたし、、。ただこれが売れる、ということは学びになった。とことん救いのない話は求められてないのかな、と「早送りで〜」を読んだ時のことを思い出した。Audible 読了日:05月03日 著者:寺地 はるな読書メーター