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テーマ:小学生ママの日記(28846)
カテゴリ:読書感想文(育児、教育系)
mixiの「共育部」のメンバーの方が紹介されていた書籍。
かなり勉強になりました。二冊ともオススメです。 やっぱり塾は「営利企業だ」という、いわば当たり前のことを再認識した次第。 ![]() 進学塾不要論 進学塾による「詰め込み勉強」はやってはいけない、と教えてくれました。 成績が伸びないどころか、学力が落ちることもある、とのこと。 そして、勉強さえすれば(できれば、じゃなく)いい、という誤った価値観を与えられ、 塾ではお金を払っていれば子ども(=生徒)がお客様扱いされ、 社会の上下関係がおかしくなる。 塾のクラスメイトは「仲間」ではなく「敵」。 その上塾通いで塾以外の友達と遊べなくなると、 本当に意味での「ともだち同志の連帯」を学べなくなる。 ううむ。 今、長女のクラスで一人思い当たる節のある子がいるので結構実感。 「ぜーーっタイ受験するんだろうなあ」という男の子。 物凄く偏っています。 勉強はできるようです。 でも体育や音楽、その他実習系のものは本当に「嫌い」みたい。 授業中鼻をかみながら挙手をする。 先生の話を聞かない。 塾はあちこち行っているらしい。三年生でですよ! 友達はいるかいないか分からないけど、 自分の物がなくなると「誰か隠した?いじめか?」っていうらしい。 すぐに出てくるのに。 反面教師にしようっと。 ![]() 中学受験の失敗学 こちらは悪い(営利主義の)塾や家庭教師センターのカモになってしまう 「ツカレ親」を取り上げた本。 ツカレ親=中学受験に取り「つかれ」、暴走の末に「疲れ」果ててしまう親たち。 失敗&惨敗ケースがたくさん載っています。 本書の中でもありますが、 今よくある雑誌の「合格体験記」は文字通り成功ケース。 この本は誰も話さない、失敗や不成功ケース。 かなり面白かったです。 一番は、塾や家庭教師の「授業の追加トーク」に乗らないための考え方。 「アドバイスを受ける親」モードではカモになる。 あちらの営業トークに乗せられ、余計な授業を追加する羽目になる。 「対価を払ってサービスを受けている客」モードで、 授業料に限界があることを前面に押し出せば、押し切られることはない。 確かに、塾って「情報や勉強法を教えていただく」立場なのか、「買う」立場なのか、微妙そう。 この区別はかなり使えそうです。 子どもが三人もいて、塾にお金もそうそうかけられない我が家。 やっぱり塾に行く前に家で出来ることがあるし、 上手な使い方を押さえておこう、と再確認したのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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