永山先生のHOW TO
1.なにを勉強するか
○ 試験対策で最も重要なのは過去問分析。
⇒その中でも再現答案が最重要である。
○ この試験は当たり前のことがきちっとできていれば合格できる
⇒普通の人が書かないところに大きな評価ポイントはない
○ 論点を「そもそも」で書けるかで選別する
⇒基本原則を聞けるので、◎論点になりやすい
○ 法務省の望む人材 ⇒ これが出来ている答案にする
A 基本原則・趣旨を意識した勉強ができるか
B 法的思考力(三段論法)ができるか
2.論点の書き方
(1)基本形
問題提起 「~は違憲ではないか」
この点(反対説)
しかし(批判)
そもそも(趣旨・原理・原則)
そこで・そして(大前提のあてはめ)
したがって(規範)
本問において(あてはめ)
以上より(結論)
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<基本形のメリット>
A メリハリのある答案になる(書く際の意識付け)
B 書き忘れの防止(あわてたときに差がつく)
C 日々の勉強での意識(論点を本質から理解できる)
(2)省略形
<省略形を使う場合>
A 論点数が多い場合
⇒処理が高速。時間とスペースの不足を避けることができる
B 中心基本論点は基本形
⇒丁寧さで点に差がつきます
聞かれていることだけに答える「縦型答案」の評価が高い
3.何を書くか ⇒ 聞かれていることだけに答える「縦型答案」の評価が高い
4.比較問題の解き方
・ 総論と各論のキーワードをリンクさせること
⇒各論の説明を先に考える
・ キーワードは論理性を示すもの
⇒同じ単語を続けけること
⇒本質的なものに絞って、挙げすぎないこと
・ 論理と知識
⇒論理を重視。知識はある程度いれる。
⇒比較問題は論理を見たいのであるから、知識を入れても意味が無い
5.永山語録
○ 接続詞は決めて使うこと
⇒読み手に優しい答案に。特に、段落初めは絶対に決めて書くこと
○ 形式的な問いと実質的な問いが対立した場合
⇒実質的な問いを取ること
○ 答案はパターン化すること(パターン化することで読みやすくなる)
A 原則・例外パターン
⇒許容性(歯止め)が弱くなりがち
B 不都合・修正パターン
⇒私法系
○ 「形にこだわる」勉強を普段からすること
⇒整理した頭になる
○ 何故おちるかというと、時間切れで落ちる
⇒極限状況下+時間内の勝負である
○ 本番までに作成する資料
⇒直前期に2,3回回すための資料(論点表で出やすいところ)
⇒予備校の答案例に加筆・修正していくこと(分量少なく)
○ 事実は全て使い切ること
⇒使い切らないとあてはめをやったことにならない