2007/02/25(日)19:17
「仮名手本忠臣蔵」夜の部
久しぶりに寒い日でした。
こんな日は家でぬくぬくDVD鑑賞。
ま、見てたのは「水曜どうでしょう」なんですが(笑)
本日は歌舞伎座も千穐楽。
一昨日、やっとこさ夜の部を観てきました。
5・6段目は10月に仁左衛門さんの勘平で観てましたので、菊五郎さんの勘平、それから玉三郎さんのお軽は楽しみにしてました。
10月の仁左衛門勘平、色気があってよかったんですよね~
特に6段目は勘平は泣いてるばっかり、「何もしない」ことで色気も情けなさも忠義心も表現していて、でもそれでいて存在感もあって。
もちろん、お軽やおかやといった周りの役者さんの役割も大きいとのこと。
今月の菊五郎さん、きっちり演じられていました。
珍しく購入した筋書きには「悲劇の原因は”色に耽ったばっかりに”ではなくあくまでも忠心」とコメントされていましたが、そのせいなんでしょうか、泣き崩れてはいくものの、「色に耽ったばっかりに」という情けなさは少なめだったのかな、と思いました。
私的には「色に耽ったばっかりに」と「忠心」が同じくらい感じられたほうが、勘平という人物の「忠心」が際立って好きかもしれない!
お軽の玉三郎さん、腰元の上品さを引き継いだ女房、女房の快活さを引き継いだ遊女、やっぱり綺麗です!
由良之助は幸四郎さん、吉右衛門さんでしたが、なんだが昨年末の元禄忠臣蔵が残っていて、由良之助なんだか内蔵助なんだか分からなくなってしまう瞬間がありました~
まあ、由良之助のモデルは内蔵助なので、あながち間違った感想ではないのかな。
十一段目、浪士たちが門前にずらりと並んだ景色は圧巻でした!
今回は体調が悪いわけでも睡眠不足でもなかったのに、なんだか「○○がよかった!」というのがあまりない感じで。。。
心ここにあらず、だったのかしら。。。
今週末はもう「義経千本桜」ですもんね。
役者の皆様、本当にお疲れさまでございます。