2007/06/24(日)23:30
小っちゃな弁慶
楽日も近くなり、やっと六月大歌舞伎の昼の部へ行ってきました。
昼の部はなんといっても齋くんの初お目見得でしょう。
まだ2歳ですからほんの歩くだけかと思っていたら、飛六方(!)なんてやってくれて、会場からは暖かい拍手が沸き起こってました。
幸四郎さん曰く、「齋の弁慶をご覧にいれられるのは、あと20年ほどかかりますが、どうか皆様お元気で。。。」
最後は梅玉さんの音頭で一本締め。
おじぎをしたり手を振ったり、サービス精神旺盛の小っちゃな弁慶でした~
お芝居のほうでは「妹背山婦女庭訓」がメインになりますか。
普段上演されないという「小松原」「花渡し」が上演されたので、貴重な機会だったのでしょうね。
久我之助の梅玉さん、雛鳥の魁春さん、この役を40年近くやられているとのこと。
私は初めてでしたが、お2人とも若々しくてあどけない感じでぴったりです。
特に魁春さん、可愛いですねぇ。
この方はいつでも可愛いと思えるのですが、久我之助と初めて会って恥らっているところなんて、ほんとに微笑ましくなっちゃいました。
梅玉さんの久我之助はさすがの品格。
幸四郎さんの大判事清澄は、息子の久我之助が切腹するときにワンワン泣く(笑)ので、どっちが父子か分からなくなりそうでした。
梅玉さんは来月からしばらく歌舞伎座はお休みなので、しっかり見ておきましたよ~。
また、「吉野川」の最後で、母親の定高(藤十郎)が首になった雛鳥の嫁入り支度をするのですが、定高、笑ってませんでしたか?
私には微笑んでいるように見えて、我が娘に紅を塗っている様子がとても印象的でした。
なーんて書いてますけど、ほんとは眠くて眠くて。。。
2時間は長い!
あとはですねぇ、「閻魔と政頼」の富十郎さんの閻魔大王。
「わしは鷹には弱い」に大笑いでした!
今月は坊ちゃんたちが大活躍ですね!