渋谷で目の保養
久しぶりの渋谷。久しぶりのシアターコクーン。目的は『わが魂は輝く水なり』。蜷川さんのお芝居というよりは、萬斎&菊之助コンビを見に行ったに等しいです、ハイ。お話は斉藤実盛親子と木曽義仲軍の物語。平家物語の語り出し「祇園精舎の鐘の声」の一文が声明のような唱えで始まります。実は、私の理想とする男性ナンバー1が野村萬斎さん!涼しげで品のある姿は本当に素敵です。(そのわりには、能へ行く頻度は低いんですけどね。。。)実盛は老武将なので白髪に白い髭。ご本人の年齢よりもかなりの老け役。でも動きの端々には、老武将らしからぬ鋭いキレ味。正直、もっとご本人の素顔が見たかった!(能を見に行かねば~。)もちろん菊之助さんも素敵です。言わずと知れた歌舞伎界のプリンス、生まれながらの王子様。存在感も、台詞も、立居振舞いも、すべてが品行方正。実盛の息子・五郎はこの世にはいない亡霊なのですが、血なまぐさい世界から離れて清い魂を持ち続ける青年として、まさに適役なんだと思います。菊之助ファンにはたまんないでしょうね~平家物語の実盛・義仲が関わる巻をちょっと予習していけばよかったかなぁ。それから『実盛物語』もね。帰りに富司純子さんを見かけました。16:30だったので、歌舞伎座ではちょうど夜の部が始まる頃。今日はダンナ様より息子のもとにいらっしゃったようです。(笑)おっと、6chのドラマ(『猟奇的な彼女』)ではこちらも歌舞伎界のプリンス・市川染五郎さんが出ていますね。自宅でも目の保養だわ~