最後の楽○日記
過ぎてしまえば早いもので、あっという間の2年3ヶ月でした。送別会から一夜明け、今はとても不思議な気分です。喉の調子はあれからだんだんと悪くなってしまい、家に着いたあと薬を飲んで布団の中で丸まっていましたが、なかなか寝付けずウンウンとうなされていました。それでも数時間は眠れたと思います。布団の中から重たい体を引きずり出して、部屋の中で「うーん」と伸びをします。ふと窓の方を見ると、外は気持ちがいいくらいの青空が広がっていました。窓を開けてみると、冬の冷たい風が、熱を帯びていた僕の体を冷やしてくれます。1階のダイイングルームで朝食兼昼食を食べて、市販されている風邪薬を胃の中に流し込みます。今は一段楽ついて、パソコンを立ち上げています。みなさんからいただいた寄せ書きに目を通すと、うっすらと目に涙がたまってきてしまいました。昨夜、渋谷駅を発車する井の頭線の電車の中で、寄せ書きを読んだときは、知らずと涙が頬を伝いました。元々僕はそういうのに弱い人間です。ギュウギュウ詰めの電車の中で、僕は近くのドアにベッタリと体を寄せていましたが、涙と息でドアのガラスがすぐに白くなっていました。頭をあげ、上を見上げてみると、何だか自分自身のことを深く考え込んでしまいました。僕の働いてた会社の環境はこれ以上ないくらい素晴らしく、その環境の中だからこそ気持ちよく働かせていただけたと思っています。一緒に働かせてもらった方々も、良い人ばかりで最高の職場環境だと今でも思っています。やはり皆さんには感謝の言葉しかでてきません。そんな最高の職場環境の中で、自分は一体どれくら成長したんだろうと考えてみます。2年3ヶ月前の自分と何が違うんだろう、そんな思いが頭をよぎりました。アルバイト情報誌の中から、この会社の求人広告を見つけ、はじめはインターネットという業界で働きたいという希望から働かせていただきました。ですが、その思いは2年3ヶ月という時間を得て、だんだんと違うものに変化してきたようです。最後の1年は自分自身を知るための葛藤でした。「いったい自分には何ができるんだろう?」「自分は何がしたいんだろう?」「自分の夢は何だったんだろう?」「自分はいったいどこへ行くんだろう?」その葛藤の中で明確な答えはでませんでしたが、僕の行く道は見えたような気がします。今、僕は自分自身を見つめなおし、自分を信じて、自分を強くするために、一歩ずつ目標に向かって歩いていきたいと思っています。これで楽○日記は終わりです。三日坊主の僕が288日分もよく書いたなと思います。この楽天広場で日記を書くという行為から、やっぱり自分は書くことが好きなんだなということを教えられました。楽○日記は終わりますが、日記は続けたいと思います。2月からは、留学資金を貯めるため、別の職場で働くことを考えていますが、次の職場が決まるまで短編小説でも書いてみようかなとも考えています。といいつつ、今まで一編しか完成させたことがないので、完成するかどうかは分からないです。最後に楽○日記をご覧いただいた全ての皆様、僕が会社でお世話になった全ての方にお礼を申し上げます。どうもありがとうございました!!!!!!