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こどものころ、自分自身の存在がよく分からなかった。
夏休みのある日、家族団らんの場で、急に泣きだしたことがあった。 『自分はこのうちのこどもじゃなくて、近くの河原で拾われてきたこどもなんだ』 きっかけなんて分からくて、ただ泣きじゃくった。 なにが本当のことで、なにがうそっぱちなのかなんて、判断できるものなんてなんにもない。 もし、どこかの少年少女が、自分自身のことをロボットだと信じていたとしても、ボクはそれを自然な成り行きだと感じるだろう。 どうしても慣れることのできない日常。 自分自身が取り残される感覚。 ふとしたきっかけで少年少女が夢見る幻想。 そんなひとつの物語のプロットなんてどうだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 22, 2003 02:23:57 AM
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