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June 30, 2004
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カテゴリ:カテゴリ未分類
(「エンタ○からあげ狂の男」の続き)
深夜未明から降り続いていた雨も、お昼を過ぎたあたりでパタリと止んだ。

仕事の合間に背伸びをして、窓の外の風景を眺める。
木製のベンチが水分を含んで黒く湿っていることから、
雨が止んでから、それほど時間がたっていないことが分かった。

広場を囲む植物にも水滴。
緑の葉がレインコートのように雨粒を瑞々しくはじいているのが新鮮だった。

時刻はまもなく午後1時。
からあげの人がやってくるのにはちょうどいい時間帯だ。
ボクは缶コーヒーを片手にぼんやりと広場を眺めている。

雨の影響で人気がない広場。
窓の向こうの音が静かで、時間がゆっくりと動いているような感覚。

風で揺れている背の高い植物が、唯一広場で正常な時間を刻んでいるようだった。

しばらくするとボクの視界の隅に人影が見えた。
道路に面した広場の出入り口に視線を送る。
やっぱり、からあげの人だった。
時間に正確な男である。

驚いたことに今日はひとりではない。
からあげの人の後ろには、スーツを着た20代後半くらいの男女がいる。

代わり映えしなかった、からあげの人の生活に新しい風が吹いているのだろうか。






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Last updated  July 1, 2004 02:11:40 AM
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どぴゅ@ みんなホントにオナ鑑だけなの? 相互オナって約束だったけど、いざとなる…
マラ太郎@ ごっそさんでしたぁ――!!(゚∀゚) 最初不安だったけど、「忘れられなくして…
トロちゃん@ チョロいもんですわww いやー、マジでいい思いしまくりスww …
FX太郎@ アフィリエイト卒業~~!! だってちまちま稼ぐなんてやってらんねェ…
ぷりたん@ 超ラッキー!(* ̄ー ̄) 今まで風イ谷に金出してた俺って超バカスww…

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