テーマ:最近観た映画。(40242)
カテゴリ:映画
すみません。
「映画・TV」のカテゴリに日記を登録していながら、 ほとんど映画の話してません。 そこで久しぶりに映画の話題。 ご紹介するのは衝撃的なテレビCMが印象深い「SAW」。 ■SAW http://sawmovie.jp/ 若干27歳の監督ジェームズ・ワンの初監督作品である。 はじめに結論から言うと、ボク的に今年No.1。 点数をつけるとしたら90点越え。 ただし、心臓の弱い人やショッキングな映像 (血が出たり、人を傷つけたり・・・) が苦手な人は見ないほうがいいと思う。 映画を見終わった後にボクが感じたのは、 「この映画を作った人は、とにかく見た人を驚かせたいんだろうな!」 ということ。これに集約されていると思う。 もう見ている間中、緊張しぱなっしで休む暇がない。 視覚的にショッキングな映像が多し、 登場人物に感情移入するとハラハラドキドキ・・・。 初めてエンドロールで鳥肌が立った。 この映画の脚本は、物語を作ろうとしている人のいいお手本になると思う。 まず、シチュエーションがいい。 密閉された白く広い浴室。 ある男が閉じ込められている。 男には閉じ込められた記憶がない。 足には枷が嵌められ、逃げることができない。 反対側の壁に自分と同じ状態の男が一人。 閉じ込められた二人。 向かい合った浴室の中心では、床に突っ伏した射殺体。 導入部分からして視聴者の興味を惹きつける。 密閉された空間は見るものに圧迫感や緊張感を与え、 逃げられない状況が切迫感をかき立てる。 CMではこのシチュエーションにスポットが当てられていたが、 このCMだけでも「映画を見たい」という気分にさせるのだから対したものだ。 2番目に良かった点は小道具の使い方。 面白い話では小道具が「効果的」に使われるものだ。 「SAW」では、この道具の使い方が本当にうまい。 CMで登場した「ノコギリ」。 射殺体が握っている「拳銃」と「テープレコーダー」。 閉じ込められた男が嵌められた足枷。 その他にもストーリーの進行にしたがって、 次々と道具が登場する。 どの道具も絶妙なスパイスとなって事件を盛り上げていく。 物語に無関係な道具はないのである。 しかし、この話を考えた脚本家の力量はすごい。 3つ目は過激な映像。 時代劇のように斬っても血を流さない人間はいないわけで、 ド○ュド○ュと血が流れる。 効果音や映像効果も絶妙で、そりゃぁもう心拍数がバクバク上がる。 そうそう、あれだ。思い出した。 デコピンをされそうになったとき、 思わず目をギュッとつむってしまうことがあるけども、 そんな感じになるシーンが多い。 「シチュエーション」「小道具の使い方」「過激な映像」と 良い点をいろいろ上げたけども、 この映画には他にも目を見張ることが山ほどある。 ホントにアイデアの宝庫。 鑑賞後にどうやってこの映画ができたんだろうと、 物語を再吟味していくと、この映画を構成している要素が 非常に入り組んでいることが分かると思う。 いやぁ、勉強になるなぁ。 そんなわけで機会があったら見てください。 ボクのオススメの見かたは↓↓↓ ・小道具に注目する ・すべて登場人物に疑惑の目を向けてみる ・監禁された2人の男の心理状態にシンクロしてみる ・とにかく油断しない こんな風に見ると、見終わった後グッタリすると思う(笑) ではでは、明日は「オールド・ボーイ」でも見て来ようかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 28, 2004 12:58:30 AM
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