【渡愛戦記】ワイヤレス?
昨日の見た夢は、アイルランドから日本へ緊急帰国していた夢だった。日本へ帰ってきた僕がしきり顔で親戚に留学とは何か、自分の信念とは何かを話していた。そしてなぜかアイルランドへ帰るチケットの心配をしているのだった。起きてみるとそこは日本ではなくアイルランド。二週間目の月曜日。いつものように語学学校へ行く。月曜日は新しい留学生が入ってくる曜日だ。今回僕のクラスにもイタリア人女性2人とフランス人男性1人が編入してきた。僕とチェコの女性を含めて6人。そこそこ賑やかになってきた。ただし懸念するのは僕の英語力。ヨーロッパ勢がペラペラとしゃべっているのを見ると、少々不安になってくる。語学学校が終わった後、充実したインターネットライフを取り戻すべく僕は行動を開始した。なんてことはない、自分のノートパソコンで街中に散在するワイヤレスインターネットからネット接続をしようというわけだ。ちょうど目星をつけていたワイヤレスが使えるバーがあったので、試しに入ってみる。まずは普通に飲み物を注文。飲み物を手に空いている席に座る。ワイヤレスの通信状況を考慮して、眺めのいい一番ど真ん中の席に陣取った。背負っていたリュックサックを空いている椅子の上に置き、中からノートパソコンを取り出す。衝撃吸収用のケースからノートパソコンが顔を覗かせる。パワーオン。黒い画面にWindowsの旗のマークが点灯した。ログイン後、ワイヤレスインターネット接続を確認する。右下のタスクバーにあるワイヤレス通信のアイコンが見事に動作している。内心、ちょっと喜び顔。コーヒーをすすり、WEBメールをチェックするべく、ブラウザを立ち上げる。すると見慣れないWelcomeメッセージ画面。なるほど。そうか。そうだよな。なぜか無料でワイヤレスインターネットが使えると勘違いしていたが、そんな虫のいい話があるはずない。もちろん有料だというわけだ。というわけでお金は払えないので早々に退却することにする。帰路に着こうとCityCenterへ足を向けると、前方にトリニティカレッジ(大学)の姿が目に映った。「そういえば!」トリニティカレッジ内に誰でも使えそうなパソコンがいたるところに置いてあったことを思い出した。あのパソコンならばインターネットが使えるのでは? 現にインターネットを使っている学生の姿を見たことがある。さっそくトリニティカレッジに向かうことにした。NASSAU STREET側の入り口からトリニティカレッジに入る。右手にある自動ドアから建物に入り、パソコンを探した。学内には学生が自由に使えるパソコンがいたるところにあるのだ。お目当てのパソコンを見つけた僕は足早に駆け寄る。あくまで学生を装わなければならない。画面を覗くと中央に「Ctrl + Alt + Delキーを押してね」と書いてある。まかせてください。お手の物です。さっそく言われた通りにキーを押す。すると。ログイン画面。なるほど。そりゃそうだ。当然だよね。誰でも使えちゃまずいっすもんね。学生や関係者しか使えないように、ユーザーアカウントを作成してますよね。うん、そうだと思った!!今日感じたこと。「よく考えて行動しましょう」ちなみにその帰りに学校の先生に教えてもらった自転車屋に行って自転車を買ってきた。店員さんの言葉が早口で全然分からなかった。