鉛温泉 藤三旅館
鉛温泉 藤三旅館藤三旅館は「日本秘湯を守る会」「日本温泉遺産」に選ばれた宿です。温泉は源泉を5本を有し、館内全5浴場すべて「源泉100%掛流し」です。また、「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋のような、木造3階建て・総けやきづくりの本館は、歴史の風格を感じる建物です。田宮虎彦の小説「銀心中(しろがねしんじゅう)」の舞台に成ったのも、藤三旅館です。 小説は、田宮虎彦が1ヶ月あまりの間、玄関上の3階お部屋(20号室)に逗留して執筆されました。このお部屋は、当時の趣きそのままの形で残っております。 当家との遠戚関係から宮沢賢治も当館によく訪れました。童話「なめとこ山の熊」の中にも『腹の痛いのにも利けば傷もなおる。鉛の湯・・・・・』と、うたわれております。白猿の湯は、【新日本百名湯】に選ばれたお風呂で、湯底の天然岩からこんこんと湧く透きとおった湯が、大きな小判型の湯舟をたっぷりと満たしています。ここは深さ1.25mの立って入る珍しい温泉。3階の高い吹き抜けを見上げるうちに身も心ものびやかになっていきます。湯底の岩の割れ目から生れ立て極上の源泉が湧き出ております。豊沢川沿いに一軒宿の「藤三旅館」(ふじさんりょかん)が存在。立ちながら入浴する足元湧出の湯船「白猿の湯」が有名。自炊部(現在は湯治部へ改称)を有し、湯治場でもある。同旅館と大沢温泉がセットの日帰り入浴券もある。「白猿の湯」は階段を下りていく地下構造と高い天井が特色で、更衣場所も浴室内にある。混浴であるが、朝、午後、夜のそれぞれ1時間ないし、一時間半ずつの女性専用時間を設けているので、日帰り入浴の際は注意が必要である。「桂の湯」には内湯と露天風呂が併設され、露天風呂は大沢温泉より狭いものの、大沢温泉同様、浴槽のすぐ隣を流れる豊沢川の迫力ある眺めが楽しめる。そのほかにも2つの内湯があり、全て源泉が異なり、温泉の成分も異なっている。温泉地の周辺には鉛温泉スキー場が存在する。開湯は600年前とされる。桂の木のたもとから湧出している温泉に白猿が使っていたとことを発見したとされる。その由来は前述の白猿の湯ならびに「桂の湯」に残る。田宮虎彦の小説銀心中の舞台となったのは当地である。⇒鉛温泉 藤三旅館のクチコミ