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式根島倶楽部

男はつらいよ 4

 久しぶりの更新です。久しぶりに見返してしみじみてしまいましたもので。

 47分目、新島にむかって連絡船にしきで式根島から遠ざかる式根島小学校同窓会一同に手を振る寅さん。「おーい、またかえってこいよう!」って、寅さんあんたvと一応突っ込んでおきます。生徒たちを見送ると小さくため息をつく真知子先生。野伏港の坂を自転車押していく真知子先生。途中で真知子先生が堀切の出身だと聞いて、故郷が同じ東京の下町だと盛り上がる二人。坂を上がる道は今も変わらず。途中島の人たちと挨拶を交わす様子が自然でいい感じ。友人はこのあたりのシーンを見て「メジナってどんな魚なのかすごく気になっていた」と述べていました。皆さんも気になったら式根島にどうぞ釣りに来てください。きれいなお魚ですよ。

 その間に、アケミは村の青年・茂に海釣りを体験させてもらっています。楽しそうなアケミちゃん。(この純朴な青年役は田中隆三氏。ほっぺたはやっぱり赤く塗ってたのかなあ(笑)主に時代劇で活躍と言われていますが、たまに2時間ドラマなどでも拝見いたします。女優田中裕子の実弟だそうで、1987年には田中裕子主演の「二十四の瞳」が撮られるのも何かの縁かと思われます。さらに豆知識で、この映画のナレーションは渥美清です)

 今日は日曜日ということで、寅さんを島の観光に案内する真知子先生。「私が島で一番好きなところ」と言って、馬の首に連れて行きます。さみしいときにはここに来るのよ、という真知子先生の言葉に「先生みたいな人でもさみしいなんて思うことがあるのかい」と聞く寅さん。二十四の瞳の女先生にあこがれて、十五年前に大学を卒業してすぐにここに来たという先生。満足はしている、島の人たちはみんな大切にしてくれるし、でも、ふと、このままおばあちゃんになってしまうのではないかしらって思うの、と寅さんに本音をぽろっと話してしまう真知子先生。十五年前新採ということは、三十七歳。決して若くないと自分に、不安とさみしさがないと言えばウソになる。「男の人にはそういうことないのかしら」と前髪に手をあてる真知子先生に、わかりますよ、と答える寅さん。

 そのあとに続く寅さんの言葉に(渥美清名演技)、もしかして独身じゃない?と聞く真知子先生。「首筋のあたりがね、どこか涼しげなの」とほほ笑む真知子先生に照れる寅さん。
 アケミちゃんが茂くんと一緒に通るのを見て「いまどきの若いもんは・・」とつぶやく寅さん。2つの恋が動き出す…のだが。

 2つ結びでいつもより若いアケミちゃん。神引展望台で「ここ、いいとこね」というアケミに、茂が「じゃあこの島の人になりなよ」とプロポーズ。そうだよ、島の青年たちよ、積極的であれ。この前後のシーンは、式根島の美しい自然と相まって、一番いいところ。是非2つの恋の行方、見守っていただきたい・・・!

 しかし、茂のプロポーズに「あたし、人の奥さんなの!ごめん!」と我に返って断るアケミ。そう、彼女には東京に置いてきた優しい旦那様がいるのだ。
 そのまま帰る決心をして、おくやま隣の公衆電話からとらやに明日帰ると電話するアケミ。

 夜になって校長先生からビールをいただいたとか言いながら上機嫌な寅さんが宿に帰ってきますが、急に帰ると言い出したアケミちゃんとケンカ。寅さんに話聞いてほしかったのに、と泣き出すアケミに寅さんも折れて、一緒に東京に帰ることになります。

 翌日、小学校を訪ねに行く寅さん。(美術室の中だけは式根島中学校がロケ地だとか)生徒たちがどこかで歌う「秋の夕日に照る山紅葉~♪」の歌が切ない。「寅さんも行ってしまうのね…」とさみしげに答える真知子先生に後ろ髪ひかれながら、島を立ち去る寅さんなのであります。

 さるびあ丸で東京に帰る寅さんとアケミ。アケミの横顔がとてもいい。
 立ち去る船をさみしげに見送る茂。
 授業中、汽笛の音に顔を上げる真知子、船の中で泣きそうな、寅さん。


   2つの恋が、終わろうと、していました。



(続く)


男はつらいよ式根島編はこちらから~


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 いや、ここの辺のシーンはぜひ見てほしい!

 そして、舞台は再び浅草へ・・・!



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