式根島で唄う
島節、というものがあります。
それぞれの島にそれぞれの歌があって、それぞれ節回しなども違うのですが、
先日教わる機会がありましたので、ご紹介しておきます。
基本的には宴会の席などで唄って、途中からは即興で歌詞を作っていき、周囲は「あ、ハーイイハイ」と合いの手を入れていくという形式です。
唄えない場合は、一杯飲むというパターンです。
1 来たら語りましょう 新島の浜で
砂の数ほど こまごまと
ア ハイハイトー
2 わたしゃ新島の くさやの干物
主に焼かれて 身を焦がす
ア ハイハイトー
3 頼む頼むよ めかけて頼む
万事頼みます 末永く
ア ハイハイトー
ああ、こう文字だけ書いても
全然感じが出ませんね(苦笑
実際は、
はぁああああああー
キタラかったりまっしょい
にいいいじいいいいい いいいいまあののおお
はああああああまああああああアでええええー
すうなあのかあずほおどおおお・ー
こおまあごおまアとー
アァ ハーイハーット
みたいなかんじになるんですな。
これが式根島だと、
来たら語りましょう 式根の浜で~
くらいのアレンジになりますし、
それぞれ違うようです。
先日練習していたら、神津出身の方が「節回しが違ってて面白い」といったきり、ずっとクスクス笑っておりました。
難しいです。
おまけで、伝説の『新島エレジー』という歌を教わったので歌詞を紹介しておきます。作詞作曲は不勉強にて不明、エレジーってくらいなので、微妙な味わいの懐かしい歌です。さあ、ゆっくりと、ごいっしょに。
はまゆう香る 新島の浜に
淡く芽生えた 愛の花
ひとり胸に 胸に秘め
しあわせの日を夢に見る
はまゆうのように 咲きにおう
白砂光る 新島の浜に
ほのかに燃えた 初恋は
ひとり胸に 胸に秘め
しあわせの日を夢に見る
白砂のように 清いもの
星影一つ 新島の浜に
波間の消えた 影一つ
ひとり胸に 胸に秘め
しあわせの日を夢に見る
星影のように 遠いもの
・・・ちょっと暗く、エレジーって感じで唄ってください。
ちょっと暗いので、大島のアシタバ音頭をつけておきます。
4番まであるのですが、2番までで勘弁してください。
1 伊豆の大島 アシタバは アドシタ
明日を夢見て 生きてゆく
今日は踏まれて 摘まれても アソレ
青い芽を吹く 心意気 アヨイショ
萌えて 見事な 葉が開く
2 島の三原の 御神火(ごじんか)に
熱く抱かれて 白く咲く
私アシタバ 想い草 アソレ
若い二人の恋の花 アヨイショ
好いて好かれて 身を結ぶ
補足トリビア 作詩は芳川氏、作曲は斎藤氏とおっしゃるらしいです。