カテゴリ:アルバム紹介
タイトル通り英国ロック(英国ロックの深い森・上巻に載っているもの)が大好きで、もちろん音楽自体が一番好きなんだけど、アナログの原盤も大好きです。コレクターの気持ちもわかる音楽ファンって感じかな。 で、一番好きなアーティストはRab Noakes。彼はスコットランド出身のSSW。自分のホームページでも、彼のほとんどのアルバムを紹介しているし、知人の藤崎登氏のサイトでもレビューを書かさせていただいたしね。 で、一回目の日記は彼の1stアルバムを紹介します。 ●Rab Noakes/「Do You See the Light?」 1970年(Decca) Do You See The Lights? Song For A Pretty Painter On My Own I Built A Bridge Without Me, Just With You Somewhere To Stay Together Forever One More, One Less East Neuk Misfortune A Question Of Travelling Too Old To Die A Love Story Somebody Counts On Me (All songs written by Noakes) 彼の青春時代を真空パックしたようなこのアルバム、とにかく「青い」んです。タイトル曲A-1を聴いただけで、即KOされました。瑞々しいSSW的な佇まいが素晴らしいと思います。 基本的にはフォーキーな内容なんだけど、オーケストラの音がたくさん使われているので(オーボエの響きが美しい)、米南部音楽に接近した「Red Pump Special」のような音が好みな人には向かないと思いますが、僕がいつも言うのは「フォークmeetsスゥインギンロンドン」「フォークmeetsサイケポップ」。70年発売ということで、60年代後半の英国の香りや雰囲気がするような内容だと思います。 リンディスファーンが彼の作った曲を採りあげていることからもわかるとおり、彼には作曲の才能があり、彼の書くキャッチーで哀愁たっぷりのメロディーは僕好み。ボーカルは、若いということもあり、まだまだ青いんだけど、そこがまたたまらなく魅力的なんです。 バーズの「どこへも行かない」に影響されて作った「Together Forever」は、リンディスファーンが2ndアルバムで採りあげたし、「Somebody Counts On Me」は、バーバラ・ディクソンが採りあげ、自身も後に「Restless(Ring O)」で再演。 CD化されていないのが非常に残念。インチキレーベルからでもいいから(笑)、1日でも早くCD化され、多くの皆さんに聴いてもらいたいです。尚、裏Do You See the Light?と言うべき1969年のデモ録音「Demos & Rarities volume one」というCDが2002年に発売されています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/03/07 10:19:25 PM
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